安倍総理辞任
「お疲れ様でした」は10年早い。 療養期間を経て、来年以降の3段飛びで政策課題を仕上げて欲しい
昨日は、安倍総理が病状を悪化させ辞任するというニュースが、全国を駆け巡っていた。なにしろ歴代最長8年も在職した、日本政治のトップが、辞任するのである。
私の仮説が一部、実証されてしまった。
日本のためには、もっと総理を続けてほしかった。
なにしろ日本は、トップの在任期間が短すぎる。
安倍総理のように、最長でも8年足らず。アメリカや中国は、10年である。中国は強権発揮して、10年を超える。北朝鮮の金正恩も、まもなく10年になる。ロシアはもっと長い。トップが短期間でころころ変わる国が、発展したためしがない(長すぎもまずい)。
だからやり残したことが目立つ。憲法改正、北朝鮮の拉致、北方領土、竹島・尖閣、原発、核武装などである。あと5年あればできた。聖徳太子の摂政時代は30年で、17条の憲法を定めたのは12年目である。
総理にもっと権限があれば、多少病弱でも務まったのではないか。なにしろ日本では、民主主義の弊害が蔓延し、政策を実行するより調整の方に、大方の労力を奪われてしまう。

それでも、安倍政権の功績は確実にあった。
限られた権力の中で、日本は大きく変わった。
若者は就職氷河期を脱し、職種さええり好みしなければ、引く手あまたである。贅沢をいわなければ、飢え死にする心配はない。武力という手足を縛られた中で、何とか中国やロシアの侵略を防いでいる。周辺の強請・集りの国にも、毅然と対応できるようになった。
8年前の延長では、この当たり前のことがなされていなかったに違いない。
やり残したことも、戦後70年以上できなかったことである。いやこれまで、誰もまともにやろうともしなかった。
今年に入っての、コロナ対応もみごとであった。
どん底の5~6月期で、ほとんどの先進国が年率50%以上の経済後退を見せる中、日本はその半分で押さえている。しかもコロナ死者も、圧倒的に少ない。あえて評判の悪い布マスクを配布することで、マスクのハイパーインフレを潰した。マスク美人も増えた。
わがままな国民をなだめ、大変なかじ取りをしても、マスコミはやることなすことケチをつける。散々政権を叩いたマスコミが、そのまま世論調査をすれば、支持率が下がるのはあたりまえである。
また、安倍総理には腐敗らしい腐敗はなかった。まれにみる清潔な政治家である。モリ・カケは完全に言いがかりだし、サクラくらいは常識の範囲である。これすら中止に追い込まれた。水野忠邦の倹約政治では息が詰まる。
これでは、病状を悪化させない方が不思議である。
つまり、総理を病気辞任に追いやったのは、われわれ国民に他ならない。
あと5年あれば、まだまだ大きなことができた。それを潰した国民の責任は重い。その最大戦犯は、マスコミである。

もっとも総理自身は、ツバメ返しの「3段跳び」を狙っているのかもしれない。すなわち、あと1年の任期満了で退陣したのでは、政策は完遂できない。それよりここで中途辞任し、来年以降の総裁選で復活する。療養と準備期間を経て、あと2~3期あれば、最後の「ジャンプ」で仕上げができる。いくつかの失敗は、貴重な糧となる。年齢的にもぴったり最後である。これなら納得できる。
難病転じてビッグな仕事を為す!!
その局面を見届けなければ、われわれ年寄は成仏できない。
だから、しっかり治療・回復していただきたい。「お疲れ様でした」は、まだ10年早い。
昨日は、安倍総理が病状を悪化させ辞任するというニュースが、全国を駆け巡っていた。なにしろ歴代最長8年も在職した、日本政治のトップが、辞任するのである。
私の仮説が一部、実証されてしまった。
日本のためには、もっと総理を続けてほしかった。
なにしろ日本は、トップの在任期間が短すぎる。
安倍総理のように、最長でも8年足らず。アメリカや中国は、10年である。中国は強権発揮して、10年を超える。北朝鮮の金正恩も、まもなく10年になる。ロシアはもっと長い。トップが短期間でころころ変わる国が、発展したためしがない(長すぎもまずい)。
だからやり残したことが目立つ。憲法改正、北朝鮮の拉致、北方領土、竹島・尖閣、原発、核武装などである。あと5年あればできた。聖徳太子の摂政時代は30年で、17条の憲法を定めたのは12年目である。
総理にもっと権限があれば、多少病弱でも務まったのではないか。なにしろ日本では、民主主義の弊害が蔓延し、政策を実行するより調整の方に、大方の労力を奪われてしまう。

それでも、安倍政権の功績は確実にあった。
限られた権力の中で、日本は大きく変わった。
若者は就職氷河期を脱し、職種さええり好みしなければ、引く手あまたである。贅沢をいわなければ、飢え死にする心配はない。武力という手足を縛られた中で、何とか中国やロシアの侵略を防いでいる。周辺の強請・集りの国にも、毅然と対応できるようになった。
8年前の延長では、この当たり前のことがなされていなかったに違いない。
やり残したことも、戦後70年以上できなかったことである。いやこれまで、誰もまともにやろうともしなかった。
今年に入っての、コロナ対応もみごとであった。
どん底の5~6月期で、ほとんどの先進国が年率50%以上の経済後退を見せる中、日本はその半分で押さえている。しかもコロナ死者も、圧倒的に少ない。あえて評判の悪い布マスクを配布することで、マスクのハイパーインフレを潰した。マスク美人も増えた。
わがままな国民をなだめ、大変なかじ取りをしても、マスコミはやることなすことケチをつける。散々政権を叩いたマスコミが、そのまま世論調査をすれば、支持率が下がるのはあたりまえである。
また、安倍総理には腐敗らしい腐敗はなかった。まれにみる清潔な政治家である。モリ・カケは完全に言いがかりだし、サクラくらいは常識の範囲である。これすら中止に追い込まれた。水野忠邦の倹約政治では息が詰まる。
これでは、病状を悪化させない方が不思議である。
つまり、総理を病気辞任に追いやったのは、われわれ国民に他ならない。
あと5年あれば、まだまだ大きなことができた。それを潰した国民の責任は重い。その最大戦犯は、マスコミである。

もっとも総理自身は、ツバメ返しの「3段跳び」を狙っているのかもしれない。すなわち、あと1年の任期満了で退陣したのでは、政策は完遂できない。それよりここで中途辞任し、来年以降の総裁選で復活する。療養と準備期間を経て、あと2~3期あれば、最後の「ジャンプ」で仕上げができる。いくつかの失敗は、貴重な糧となる。年齢的にもぴったり最後である。これなら納得できる。
難病転じてビッグな仕事を為す!!
その局面を見届けなければ、われわれ年寄は成仏できない。
だから、しっかり治療・回復していただきたい。「お疲れ様でした」は、まだ10年早い。
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