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免疫の不思議

 われわれは薬物などの人口治療に頼らない、健康な生活をするしかない

 感染症について知りたいと思い「免疫学の基本がわかる事典(鈴木隆二著)」を読んだ。医療関係者の卵のための免疫についての著書である。絵本であるが中身は深い。

 一口に免疫といっても、きわめて幅広くしかも複雑である。自然免疫や適応免疫から始まり、免疫細胞は無数にある。さらにそれぞれがいくつも触手をもち、さらに伝達物質を有し、それらの連結システムが絡み合っている。

                 ひねミミズク

 基本的に免疫細胞は、体内に入った異物を除去する。そのとき、その異物が自身にとって有益か或いは自分の体の一部か、きちんと見定めなければならない。異物といっても、無数の種類がある。食べたものは吸収しなければ、エネルギーは生まれない。

 ウィルスや細菌によって破壊された自分自身の細胞、ガン細胞もある。それらが体のどの部位にあるのかによっても異なる。
 さらに免疫細胞自身が、ガンになるときもある。
 また臓器移植や透析など、現代医療の多くは免疫機能を低下させることで成り立つ。この場合、あちらを立てればこちらが立たなくなる。

                不思議なバランス H28.8.19

 したがって、免疫の複雑な働きを、人為的にコントロールするのはきわめて難しい。
 自然の人体の機能でさえ、しばしば間違える。いまの新型コロナの強烈な症状は、免疫の肺胞を攻撃する作用によるものである。そのときすでに、ウィルスそのものは消滅しているときもある。

 我が国では、利根川博士や本庶博士が、免疫学でノーベル賞を受けた。ガンの一部に効くという薬が発明されている。それも免疫の働きのほんの一部である。はさみや包丁と同じで、使い方が悪ければかえって害になる。免疫学でノーベル賞を受けた人は、他にもたくさんいる。まだまだ全容は解明されていない。

 もしワクチンや治療薬ができても、トータルで人体にいいとは限らない。
 われわれは、薬物などの人口治療に頼らない、健康な生活をするしかないのである。
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