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錯覚の偽陽性

 人々を錯覚させ誤解を与えるマスコミの偏向報道に惑わされないようにしたい

 6月1日読売新聞は、全国の診療所で導入が増えている新型コロナ簡易検査キットで陽性だった人の9割が、別の検査で陰性だったという記事を出した。東大先端研のチームが、大型機器による精密検査で、再調査したのだという。

 記事によると、5月に福島県のひらた中央病院で、680人に対し簡易キットで検査したところ、58人が陽性だった。精密検査では、その陽性のうち52人は陰性だったという。簡易キットで陰性の人は、精密検査でも陰性だった。
 9割が間違いだったという報道を見ると、なにかとんでもないいい加減な検査キットだと思う。

                 タヌキの亡霊

 しかしこれこそ、人々を錯覚させ、誤解を与える報道の典型である。
 そもそも「抗体検査」は、過去の感染経歴を調べるものである。
 またよく考えれば、これまでのPCR検査も、決してそれ以上の精度が保証されているわけではなかった。
 つまり「精密検査」が正しいとした場合、680人中ほんとの陽性患者は6人で、陰性は674人であった。したがって、陰性を陽性とした偽陽性率は、52÷674=7.7%に過ぎない。

 もともとPCR検査でも、偽陽性者が10%程度いると言われていた(だから検査数を絞った)。したがって、簡易検査にしてはまずまずの精度ではないか。むしろ、陰性者はすべて精密検査で陰性だったなら、3割が偽陰性とされるPCR検査より、はるかに正確である。
 PCR検査を妄信していたから、海外の検査大国で感染が広がったともいえる。

 もっともこの場合でも、「精密検査」が100%正しいとは限らない。したがって、真の事実が究明されるのは、統計的に信頼できる確率が計算できるまで、疫学的な検査実績が蓄積されるのを待つしかない。

 つまりどのような検査も、使い方を間違えると、ひどい凶器になるのである。
 PCR検査拡大を謳うような、マスコミの執拗な偏向報道に惑わされないようにしたい。
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