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データの信頼性

 細かい数字より背景をみたほうが、鳥の目、魚の目で見ることができる

 毎日、新型コロナに関するデータが、発表されている。これをもとに、TVに出てくる専門家やコメンテーターは、解釈を加えている。なかには、「欲しいデータがない」、「インチキではないか」など文句をつける人も多い。


 だが多岐にわたるデータを、早く正確に出すことなど、できるのであろうか。
 たとえば、厚労省のHPには「国内の現在の状況について」という一覧表が掲載され、毎日更新されている。ここには、陽性者のトータルや日々の発生数、PCR検査数など多くのデータが示されている。私は、「入院治療等を要する者」のうち、「重症者」の数に注目している。おおかたここから死亡者が発生するからで、この数字が減少すれば安心できる。

 もちろん、集計に時間がかかったり、誤差が発生するから正確なものではない。
 それに、各病院や保健所から出てきたデータを、即時に計算して乗せたとしても、どれほどの意味があるのか。それが正しいわけではまったくない。

                 ひねミミズク

 たとえば陽性者といっても、内容はまちまちである。偽陽性者の数字など、神様しかわからない。また、「無症状者」や「軽~中等症の者」など、陽性者の内訳は真剣に見ないほうがいい。また「死亡者」にしても、純粋に新型コロナが原因かどうかは、これも神のみぞ知ることである。

 そうかといって、このデータに意味がないわけではない。正確でないことを前提に、傾向を見るにはずいぶん役に立つ。また重症者の増え方など、その数字の背景を考察したい。

 数字の並んだ財務諸表で経営分析をするのに、1円単位で見ても意味がないのと同じである。たいてい数字は、下2桁より上2桁くらいで見たほうが、鳥の目、魚の目で見ることができる。
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