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事業面でのリスク管理

 経営の原則は環境に適合することである。いまこそ経営者の能力が問われる

 世の中は、新型コロナ一色である。いま世の中のほとんどが、経験したことのない事態に襲われている。現実に欧米を中心に、新型コロナで亡くなる人が急増している。とくに悲惨なのが、ニューヨークとイタリア、スペインである。毎日1000人近い人が亡くなり、火葬場に入りきれない。
 イタリアに感染者が多いのは、人間同士の密着と会話を重視した文化があるからだといわれる。(私のように)無口な人が多い日本では、感染拡大はゆっくり進む

 それでも安心してはいけない。
 普段おとなしい日本人も、場所が変われば、イタリア人と同じ行動をとる。
 夜の歓楽街である。
 いま感染クラスターの大きな拠点は、病院と合わせて、歓楽街の濃厚密着サービスであることが判明した。とくに、福井の陽性者のほとんどが、片町の高級ナイトクラブであった。高級でなければ、あまり密着しない。・・(別なところで、じじい同士の密着もあったらしいが。)

                  カピバラ H30.11.25

 このことは、1月に隅田川の屋形船で、集団感染が発見されたときから指摘されていた。だからいまさらの感がある(私ですら今年は、そういう場所に行っていない)。
 ほとんどの店は、ヤバいと思いながら、だらだら続けてきたに違いない。隣の店もやっているし、自分たちは大丈夫という、「正常化バイアス」に罹っていたのである。
 現実にクラスターで大騒ぎになって、ようやく重い腰を上げてきた。

 客も店も、リスク管理がなされていなかった。
 もちろん濃厚接触は、歓楽街だけではない。居酒屋、宴会場、マッサージなど、「おもてなし」を売りとする業種すべてである。もちろん、医療や介護、保育など、濃厚接触しなければならない仕事は多い。

                    じじいのみち
 では何をすればいいのか。
 当面の需要が多いのは、食料品の生産と販売、そして配送業務である。とくに配送の仕事はいくらでもある。人々が外出制限されたとき、モノやサービスを供給する事業者が考えるのはみな同じである。またZOOMなど、ネット環境を活用したビジネスは無限の可能性がある。

 製造業は、設備投資のチャンスである。仕事の薄いこの時期こそ、生産力の強化と製品開発に力を入れる。コロナ収束後にV字回復するのは、先を見据えて体質を整えている企業である。思い切って無利子借金できるのもいまだけである。赤字で資金繰りがつくなら理想的である。

 大事なのは、こんなとき独自の工夫ができることに尽きる。
 自社の持ち味と経営資源を念頭に、必死で頭を絞るしかない。そしてやってみるのである。
 自分で環境をつくれる人はめったにいない、経営の原則は環境に適合することである。いまこそ、経営者の能力が問われる。
 それができない人は、できる人のところに貼り付くしかない。
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