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ハジュン・チャンの経済思想(8月13日)

 《自由貿易》とは、力のある国が弱い国を搾取するものである

 ハジュン・チャンは、「市場は規制があったほうがいい」という。もし、(参入者本人すらわからない)複雑怪奇な市場に、誰でもが自由に参入できるとしたらどうだろう。「弱肉強食」となるのはいいとしても、誰も予想できないうちに、世界が破滅しるような出来事が起こる可能性がある。リーマンショックがいい例である。したがって、経済のことがわからない官僚や政治家の発案であっても、できるだけ規制を設けておいたほうが、そのルールの中で自由に戦えるという。これを、チェスの例を挙げて説明していた。チェスや将棋は、ルールが決まっているから、皆が楽しめるのである。
 ただ現実には、その政治家や官僚が私利私欲に走っていることが問題なのだと思う。ルールを決める人が信頼できないのが、今の日本である。

 全体としてチャンが言っているのは、「新自由主義は、富めるものがますます富むようになるシステム」ということである。つまり《自由貿易》とは、力のある国が弱い国を搾取するもので、多くの人が「よきもの」と信じて疑わない《知的財産権》は、その象徴なのである。
 さらに、報酬はその人の価値によって決まるものではない。真の機会平等を得られないために貧しいままの人々がたくさんいる。平和が続く限り、「不平等」はますます深まっていくのであろう。
 そういえば、少し前「希望は戦争」と言った若者がいた。戦争は、誰もが嫌いだが、嫌いなことと悪いいこととは違う。
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