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「医療崩壊」を防ぐ

 医療の負荷を改善していくためには、業界従事者のヌシ化をなくす必要がある

 新型コロナ陽性患者の急増で、医療機関がひっ迫しているという。福井県で陽性患者を受け入れている病院は、必死で訴えている。医者と看護師、それに防護服などの、医療用具が不足している。
 そういわれれば大変だと思うし、マスコミを通して、当事者の悲鳴も聞こえてくる。

 マスコミも、現場の医師や看護婦に対しては、なにか及び腰である。
 政府や県、またわれわれも、現場の医療従事者に対して、腫れ物に触るような扱いをしている。国や自治体は、「医療崩壊」とは言われたくない。一般の人も、自分が病になったらと思うと、邪険にするわけにはいかない。最優先で医療品や施設を準備しようとしており、待遇倍増も決めた。看護師の子供などが、保育園で差別されたら、大騒ぎである。
 
                極楽浄土へ急登 H30.9.23

 ところで新型コロナに対し、医療従事者はどんな仕事をしているのか。
 具体的に、どこに負荷があって、どういうところが大変なのか。なにが大変なのかわからなければ、改善のしようがない。たんに人数と待遇を倍増すれば済む話ではないはずである。
 具体的な負荷を特定できれば、「医療崩壊」は防げる。仕事の中身を分析すれば、医療資格を持たない、じじい(ババア)の決死隊でも、できる仕事があるはずだ(いちばんの負荷は、下の世話と防護服の着脱ではないかと想像する。見張りなら機械化はどうなっているのか。偽陽性がなければ、感染者同士の看護もありうる)。

 医療といえども、仕事の質と効率は重要である。
 その辺りを真剣に考えているのか。私が(患者として)病院へ行くたび、医療関係者は、非常に効率の悪い仕事をしていると思うからである。

                 だるま

 こんどの感染症の場合、医者の仕事は何か。
 まず、医者が新型コロナかどうかを、診断するわけではない。それができる検査機関に依頼するだけである。
 PCR検査で、陽性患者が生まれても、まともな治療はできない。80%は寝ているだけである。重症化すれば人工呼吸器をつけ、監視することが必要になる。症状が治まればまた検査機関に、診断を回す。
 それこそ、人間よりAIの出番であろう。AIとIOTを組み合わせれば、医者はいまの10%もいらないのではないか。その開発はどうなっているのか。ある程度できているなら、積極的に取り入れるべきである。

 しかも福井県の場合、いまのところ重症患者は、せいぜい10~15人程度と思われる。武漢やイタリアのように、一つの病院に重症者が何百人も押し掛けるわけではない。しかも、いま新型コロナ以外で、病院を訪れる人は激減している。この状態で医療崩壊するなら、もともと非効率で脆弱なシステムであったということになる。
 さらに、「崩壊」して困るような医療があるのかも、疑問である。


 この機会に、本格的に病院のBCPと効率的な医療システムを構築すべきである。医療崩壊を防ぐには、病院経営を効率の観点から見ることがきわめて重要である。
 そのためには、業界従事者の「ヌシ化」すなわち、ブラックボックス化をなくさなければならない。
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