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IOT化の闇

 商品に組み込んだ時限装置で消費者を操る、悪知恵に長けた人が大儲けする

 いま、動作を伴う商品はたいてい電子回路が組み込まれている。少し前からユビキタス社会到来といわれ、IT化やIOT化が身近で当たり前のようになった。10年前に買ったプリンター商品にも、その兆しがある。このことは、先日のプリンター異常騒動で改めて実感した。IT化が進むと、心臓部は完全にブラックボックス化される。

 むかし私が機械技術で生産設備を作っていたとき、制御部はほとんどリレー回路によるシーケンスであった。いくつかのBOXリレーを組み合わせ、機械動作を必要に応じコントロールする。複雑さは格段に違っても、現代の電子制御とで、根本のアルゴリズムの違いはないはずである。

                使用禁止

 リレー回路の場合は、制御盤にリレーBOXが整然と並んでいた。異常があったとき、配線図さえあれば、リレー部品や接点を特定することができる。その制御盤が、いまはコメ粒ほどのチップに収まっている。チップ内に集積回路としてすべて組み込んである。しかも機能や複雑さは比べ物にならない。その中身まで公表されることはない。

 その修理をする人も、チップ群ごと制御盤を入れ替えるか、せいぜいチップを交換するくらいである。簡単な回路でも、設計者によっていろんなやり方を行っているはず。だからよほどのプロでなければ、電子回路の中身まで特定できない。回路を修復できる人などめったにいない。

 これは非常に恐ろしい仕組みである。
 スノーデンが暴露したように、アメリカは日本のインフラ施設にマルチウェアを埋め込み、政殺与奪のカギを握っている。同じように現代の消費者は、商品に組み込まれた時限装置などで、メーカーの思うまま操られる。その悪知恵に長けた人が、大儲けするのである。
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