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韓国のPCR検査

 韓国の高度なPCR検査法を導入するまで、ただちに日本の検査を中止すべきである

 3月4日の時点で、ソウルで99名の新型コロナ陽性者が出たという報道があった。およそ17300人検査し、残りの17200人が「陰性」だったという。
 この数字をみると、日本に比べてはるかに優れたPCR検査を行っている。これなら日本でも、全数検査が可能かもしれない。

 すなわち、日本のPCR検査では、感染者が「陰性」判定される「偽陰性」の割合が30~50%ある。さらに、健康な人が「陽性」と判定される「偽陽性」も5~20%あるといわれる。たいていの医療検査は、何割かの誤差はつきものである。健康診断で異常が発見された場合でも、ほんとにがんである確率は10%もない。

 そのPCR検査において、ソウルでは、17300人のうち99人しか「陽性」がいなかったという。じつに0.6%である。日本なら17300人も検査したら、「偽陽性」だけで1,000人出てもおかしくない。普通なら2000人以上出る(もちろん「偽陽性」も「陽性」も区別はつかない)。韓国のPCR検査は、日本の検査で健康な人が「陽性」になる確率を、はるかに上回っている。
 一体どういうことか。

               あっぱれ H28.12.5

 もちろん、韓国のPCR検査方法と精度が、日本のそれに比べ2桁くらい優れているということである。日本の検査技術は、圧倒的に遅れている。毎日1万件以上検査する韓国より、1日千件も行わない日本の検査技術のお粗末さは、目に余る。だから検査を渋っているのである。
 根本の検査方法が異なるのか、あるいはソウルでは「陽性」と判定された人に、繰り返し検査を行った結果かもしれない。それでも、「偽陽性」者は確実に減少する。

 したがって大至急、日本の検査機関は、韓国に指導を仰ぐべきである。そして、いま日本で行っているPCR検査は、一部を残し直ちに中止しなければならない。これだけ差があるのは、日本のやり方が決定的に間違っているからである。

 日本が、いまのまま検査を拡大していけば、まちがいなく悲劇を招く。感染していないはずの「偽陰性」者がウィルスをまき散らすだけでなく、「偽陽性」者は周囲からばい菌扱いされたあげく、本物の陽性者と同じ大部屋に隔離され、本物の感染者になる。武漢の悲劇と同じである。
 私がいま、日本でPCR検査を受けよと言われたら断固拒否する。
 冤罪被害者にはなりたくない。

                守り神

 あるいはソウルの検査では、徹底的に「偽陽性」を出すことを嫌ったのかもしれない。あきらかに感染者とわかる人だけを「陽性」と判定した。たとえば、100点満点で80点以上の人だけを「陽性」と判定する。検査基準の運用の違いである。
 ボリュームゾーンである40~80点の間をどう判定するかで、「偽陽性」「偽陰性」の割合は大きく異なる。このゾーンは、実際の感染者と感染していない人の区別がつきにくく、しかも数は最も多い。ソウルではそれをすべて「陰性」とみなしたとも考えられる。

 そうすると、「偽陰性」が大きく膨れ上がる。たいてい検査では「陽性」「偽陽性」を減らそうとすれば「偽陰性」が増える。工場の最終検査で不良品を少なくしようと、明らかな傷ものだけをはねれば、市場に粗悪品が出回るのと同じである。

 すなわちソウルの検査で、99人しか「陽性」がいなかった背後には、膨大な数の「偽陰性」の感染者がたむろしている可能性がある。大勢の感染者が大手を振って街中を闊歩しているのかもしれない。その数は、現場で検査に当たった人の感触で分かるはず。
 またドライブスルー検体採集では、採取者はいちいち防護服を交換しない。だれか感染者がいたら、つぎつぎと後続車両の人に感染を広げていった可能性もある。しかもその時採取した検体は、陰性である。

 感染者の割合が高い大邱周辺の検査運用と、割合が低いと思われるソウルでの検査運用をどのようにコントロールしているのか。もしかしたら検査現場では、大混乱が起きている可能性がある。

                 微妙なバランス

 検査の良し悪しは、精度とスピードとその運用のしくみである。
 韓国のPCR検査は、日本に比べ圧倒的に優れているのか、あるいはとてつもなく危険なのか。今の情報だけでは、判断のしようがない。最終的に結果が出るのは、疫学的なデータが揃う、半年~数年先になるであろう。

 日本のPCR検査は、韓国の技術を確認し導入するまで、中止すべきである。検査手法の把握だけなら、そんなに時間はかからない。今のままのPCR検査拡大を続けたら、武漢の二の舞いになって、それこそ国際社会からバカにされる。中国はとっくに、PCR検査の適用を控えている。

 私が医療検査会社を経営していたら、日本でPCR検査が保険適用になっても、経営危機を招く当該検査機器の増設などしない。ニュース番組で、ひたすら検査拡大を叫ぶ、無責任な「専門家」やコメンテーターの口車に乗らないようにしたい。 
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