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感染検査拡大が人を殺す

 無責任に検査拡大を主張する人は、検査や治療の問題点にまったく触れようとしない

 新型コロナウイルス感染について、医師が検査を要請しても保健所が応じなかったことが、問題になっている。この検査については、専門家でも意見が分かれている。やたら、検査!検査!!と叫ぶ専門家やドクターは多い。ニュースショーなどで8割のコメンテーターがそうである。
 一方で、検査などあまり意味がないという専門家がいる。
 ほんとはどうなのか。

                怪人

 一般の人は検査や治療について、簡単に考えている。また医療の専門家は、専門分野が細かすぎて、総合的に解釈できる人はきわめて少ない。
 そこで、いまのPCR検査の問題点について、できるだけ客観的に考えてみよう。

①結果の信頼性が低い
 横浜のクルーズ船を降りた乗客の中に、PCR検査で陰性だった人が、数日後に発症した人が相当数いる。検査が間違っていたのか、そのあと感染したのかわからない。実際に陽性になった人はもっといるはずである。
 つまり感染初期の段階では、陰性と判定される人が半分以上いると思われる。重症になれば陽性判定の確率が高いが、それも100%ではない。また、感染していない人が陽性と判定される割合も、一定数あるという。
 絶対基準がないので、PCR検査がどの程度正確なのか誰にもわからない。易者の占いかベテラン看護師の勘のほうがよほど当たる。
 こんなものを検査と言えるのか。
 いまのPCR検査の致命的欠陥である。
 せめて検査の信頼度が分かれば、管理できる。それには膨大な疫学データが必要である。こんないい加減な検査を、保険適用要求する背景には、日本の闇構造があるとしか思えない。

②時間がかかる
 PCR検査は、正味のプロセスだけで5~7時間かかる。
 さらに現実には、それだけで済まない。
 検体採取→梱包→識別→運搬→開梱→識別→正味検査→判定→報告書作成→数段階の報告など、複雑な流れがある。
 短納期でこれらのシステムを構築しても、患者に情報が届くまでに、最短で半日から1日かかる。いまはまだ、その流通のしくみができ上っていない。検体が増えてきたら、2~3日かかるかもしれない。休日が入ればもっと伸びる。
 検体を採取したあと、こんな時間がかかって、いったい意味があるのか。その間何をしていたらいいのか。2~3日もビクビクしている間に、また感染する。その間は血圧は上がるし、心臓病も悪化する。

③簡単ではない
 PCR検査など、簡単にできると思っている人は多い。
 だが患者自身はもちろん、ふつうの医者にはできない。TV番組で、いくらでもできると言っている人は、すべて伝聞で、本人がやるとは言っていない。検体採取は命懸けだし、実際に検査マニュアルを見たら、頭が混乱する。いくら専門家でも、まともな機材と一定の教育・訓練なしにできるとは思えない。これを簡単にできるというのは、ハッタリと考えたほうがいい。
 また大量に検査する場合、検体採取者を介して、つぎつぎと感染が広がる。悪いことには、その時の採取では感染が検出されない。横浜クルーズ船や韓国のドライブスルー検体採取において、採取者はそのたびごとに、防護服を交換したり、完全洗浄していたのだろうか。
 さらにPCR検査を怪しげな機関にまで広げると、そこがウィルスの感染源になる。 

                骸骨
 そして、
④効果的な治療薬がない
 アビガンなどいくつかの治療薬候補は、まだ臨床にまで至っていない。もしできたとしても、薬には必ず副作用がある。軽症の段階で投入する場合、副作用と治療効果とのバランスを見る必要がある。これまでの経験から、一般の医者にそんな見極めができるとは、とうてい思えない(だから病院へ行くとかえって悪化する)。
 副作用での死亡率のほうが、新型コロナより高い可能性は充分ある。ほとんどの薬はその境界にある。むやみに治療薬を薦める人は、製薬会社の回し者と考えたほうがいい。

 検査や治療は、頭の中でなく、どろどろした「現場」で行われているのである。

 したがっていま早急にすべきことは、この①~④の問題点を解決することである。
 いまのまま、やみくもに検査体制を増幅させても、ろくなことがない。マスコミで無責任に検査拡大を主張する人は、なぜかこれらの問題点にまったく触れようとしない。武漢や韓国のように、ガキのサッカーをやって、医療崩壊に持ち込みたいのであろう。
 無知なのか悪人なのか、或いは私のようなほら吹きなのか。いずれにしてもやっかいな存在である。

 


(追)
 神奈川県で、画期的な検査法が開発されたというニュースが入った。診察してその場で検査できれば、迅速に処置ができ状況が把握できる。保険適用を見込んで、高額なPCR検査装置を購入した人は、経営崩壊の憂き目に遭うかもしれない。
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