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リスクコミュニケーション

 最悪を救うのが日本人の民度である。いまどれだけ武士道精神を持っているかが問われる

 新型コロナ肺炎の流行で、世の中がヒステリーになっている。だれも正確な情報を知らないからである。ネットやTVは口を極めて当局を非難。そこでは多くの人が異口同音で、きちんとした情報を伝えて欲しいといっている。
 すなわち、「リスクコミュニケーション」である。

 リスクコミュニケーションの目的は何か。
 今回の場合は、国民(関係者)の理解不足を解消し、リスクの回避、低減をはかることであろう。その中には不安解消も含まれる。これが一番大きい。
 具体的にいま一番のリスクは、国民がパニックになって病院へ殺到することである。怪しい患者が大量に集まれば、院内感染が拡大し、持病のある高齢者がバタバタ亡くなる。それがパニックの連鎖となり、医療崩壊を起こす。まさに今武漢で起こっていることである。

 そのために何を伝えるか。
 一般には次のように言われる。
 ひとつは、全体像である。
 これまでの経緯、うまくいったこと、心配なこと、わからないことをわかりやすく説明する。状況が変化したときにも、全体像から説明する。
 そして、最悪の事態を想定し、そうならないためどうするか伝える。

                悪霊の憑いた放射脳患者のお祓い

 しかし言うは易く、手際よくやるのは非常に難しい。情報開示せよという人も、その立場に立てば、うまくできるとは思えない。
 なぜか。
 まず全体像は全知全能の神しか把握できない。必ず未知の部分が残る。事実など誰もわからない。
 新型コロナでは、日本でいつまでにどれだけが感染し、何万人亡くなるのか。これは予想にすぎず、当たるも八卦である。全体像などつかみようがない。説明はできても、口先だけで納得させることはできない。
 「わからない」と、ほんとのことを言ったら、それこそパニックになる。
 そこで、いつも玉虫色の説明を行い、追及されてしどろもどろになる。国民の知りたいことは山ほどあるから、微に入り細に入りすべて応えることなどできない。

 そして、最悪の説明をどうするかが問題である。
 たとえば最悪の場合、この新型コロナでは、日本人1億人が感染し、300万人が亡くなる。そのプロセスは前述のように、日本中が感染パニックで病院に殺到し、院内感染が広がってパニックの連鎖で医療崩壊が起こることである。つまり感染爆発が起こる。
 パニックが起こらず、感染ピークが滑らかになれば、充分に医療対応ができる。
 そのパニックを防ぐための当局発表を、マスコミが歪曲して伝えれば、かえってパニックになる。たいていマスコミは、一部を切り取ってまともに伝えない。300万人亡くなることだけ強調したら、誤解しないほうがおかしい。

 さらに、人はいったん思い込んだら、テコでもその考えを変えようとしない。
 福島原発事故の時、「放射能は安全」というほど、人々は疑心暗鬼になった。怖いもの見たさで、放射能の危険を煽る人たちに耳を傾ける。そうやって日本中に、大量の放射脳患者が発生してしまった。それが今、日本の根源的な危機を招いている。
 すなわち、「コロナ感染を過度に恐れるな」と説明するほど不安になる。とくに、政権批判を社是とするマスコミは、なんとか国民を不安にしようと躍起になっている。これでめでたく、最悪の事態が訪れる。

                2武士

 それを救うのが、日本人の民度である。われわれが、どれだけ武士道精神を持っているか。マスコミの尻馬に乗らず、冷静に自分たちのできることをやる。個人個人が最悪の事態覚悟し、じたばたしないことである。それに尽きる。
 まちがいなくウィルスは、人類最大の天敵である。生半可に手におえる代物ではない。
 人知を超えた災害や死は、逃げようとすればするほど苦しむのである
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