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新型肺炎の検査

 全数検査はできないし信頼性もない、このまま感染拡大させたほうが収束は早い

 日本各地で新型コロナ肺炎の発症者がつぎつぎ現れ、とうとう死者も発生した。だがこれは、検査対象者を増やしたからにすぎない。大半は症状が軽く、風邪やインフルエンザと見分けがつかない。ここまで来たら防ぎようがない。すでに国内のどこかで、そっと拡大しているはず。まもなく大流行する。ジタバタしても始まらない。

 品質管理の観点で考えれば、原理的にこの病気の拡散は防げない。
 これまでの話を総合すると。
 まず潜伏期間が2週間と長く、その間感染リスクはあっても、陽性を示すとは限らない。症状が出て検査しても、結果が出るには1日以上かかる。さらに無症状または軽症で終わる人が多い。無症・軽症感染者は、治るまでの1か月間、世間を闊歩している。
 彼らが無数にいても、調べようがない。感染者がどれだけいるのか、そのうちどんな割合で発病するかなど判明するのは、疫学的サンプリングが取れる数年後であろう。

 自己増殖が目的のウィルスにとって、これ以上みごとな戦法はない。天敵ながらあっぱれである。このウィルス拡大を防げたら、それこそ歴史的偉業となる。

               あっぱれ H28.12.5

 ではどうするか。
 当局は正攻法で対応する。つまり、直ちに正確なウィルス判定のできる検査法を開発する。
 理想は、国民全員が同時に感染の有無を判定できることである。
 いまのPCR法の信頼性は低い。ウィルス保有者で陽性反応が出るのは半分以下だという。採取や検体の扱いはばらつくし、無菌室で慣れない作業をする。培養するのに6~7時間。判定、仕分、運搬、事務処理、その他諸々の業務がついて回る。急いで半日。大ロットなら、その倍以上時間がかかる。体内の膨大なウィルス・細菌から、たった1種を見つけるのである。

 だから検査時間が長い。長ければ結果が出るまでに感染する。怪しいから何回もやる。一人二人ならともかく、横浜の大型船(3700人)になると、天地がひっくり返る。ガキのサッカーみたいに、新型肺炎ばかり追いかけるわけにはいかない。
 検査しなければ感染者はいない。いなければ治療できない。

 これで、検査前の仕掛患者がどんどん溜まっていく。実際の感染拡大数のほうが検査能力を上回ったら、賽の河原である。日本で簡易検査キットができるのは、数か月先になるという。それまで水際で抑えておけるとは思わないし、PCR法より信頼性が低いのでは、あまり意味がない。

 品質管理の基本は、いかに早く異常を見つけるかに尽きる。
 このことができないなら、感染者の拡散を防ぐことは不可能である。医療の世界はともかく、ものづくりでは「不良品」の半数以上を「良品」と判定するなどあり得ない。

               いざ決戦

 としたら、人為的に収束させようと思わないほうがいい。
 まともな検査ができないのなら、このまま感染拡大させたほうが、収束は早い。一気に拡大させ、死ぬべき人は早々に見送った方が、自然の摂理にかなうかもしれない。それが嫌なら、集団感染しないようにして感染ピークを延ばし、医療崩壊を防ぐ。最後は各自の持っている免疫機能が人々を救う。

 高齢者はおとなしく、首を洗って待機する。お迎えの準備をしておくべきである。
 その覚悟ができるかどうか。まさに国民の民度が問われる。
 マスコミのニュースショウでの無責任な批判や提案は、パニックを煽り、世の名を混乱させるだけである。ネットでの、後付け批判も見苦しい(このブログも?)。
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