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プリンター故障

 消費者に対し廃棄の選択肢を強制するメーカーは、SDGsとは対極にある

 長年使っていたキャノンのインクジェットプリンター(MG6130)に、「インク吸収体が満杯に近づいています」という表示が出た。とりあえず「OK」ボタンで正常作動するが、いつストップするかわからない。一定回数で止まるように、プログラムされているはず。
 調べたら、『吸収体の交換と電子制御(回数限界)の変換が必要で、素人は修理できない』ため、業者に持ち込むよう書いてある。仕方がないので、重いプリンターを抱え、電気修理店を訪問した(ついでに壊れたノートパソコンを持参、引き取ってもらった。これは無料である)。

 ところが肝心のプリンターは、もう修理できないといわれた。メーカーの製造中止から5年以上経過したので、メーカーに交換部品がないという。

 おそらく修理できないのでなく、しないのである。吸収体交換なんか、(自分でも)カバーさえ外せばできるし、制御部はプログラム変更だけである。あるいはチップの一部さえ交換すればいいはずだ。
 もともと、インクで儲けるプリンターのビジネスモデルは、消費者をバカにしていると思っていた。インクの元値倍率は、覚せい剤並みである。今回その思いが増幅し、キヤノンに対するイメージはドン底になった。これでは、日本に修復ビジネス定着しない。

                くの一

 しかし、憤っていてもプリンターは使えない。
 新しいプリンターなら、1~2万円でそれなりのものが買える。
 問題はインクである。今までのカートリッジに合う販売機種がない。
 想定外だったのは、交換用インクをしこたま買い込んでいたことである。6色マルチパック(5800円ほど)とばらけたインク10本。取り換えたばかりの本体インクは満タンである。インクだけで2万円近い。これが不良在庫になる。

                ゴミ袋

 さてどうするか。
 ヤフーオークションを見たら、キヤノンMG6130が、5,000~10,000円で出品されている。多少安くても保証がなく、いまいち信頼性に欠ける。だがこれを無視するわけにはいかない。

 いま選択肢は2つしかない。
①最新のプリンターを20,000円で買って、古いインクをオークションに出す(10,000円?)
②不具合を覚悟して、オークションで古い同型プリンターを10,000円で買い、インクをそのまま使い続ける。

 はじめの、次の選択肢は難しくなった。
③10,000円で修理してそのまま使い続ける。

 3方ともに10,000円損である。本来なら断然③が望ましい。
 ①または②では、大きな廃棄プリンターが残る。そのうえ①はバカ高いインクが無駄になるし、②は再度の故障リスクも大きい。
 
 消費者に対し、①の選択肢を強制するプリンタメーカーは、SDGsとは対極にある。
 つぎつぎとOSを変更し、我々を混乱させるメーカーと、同じ穴に住みついたムジナの一味である。
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