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クルーズ船の疫病対策

 いま世界を航行しているすべての大型客船にも、必ず新型肺炎患者がいるはず

 神奈川・横浜港に入った大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」に、新型コロナ肺炎に感染した香港男性(80)が乗っていたことがわかった。彼は症状が出てからも、6日間クルーズ船に乗っていたという。この船には、乗客乗員およそ3,500人が乗っている。船内は換気の良くない密閉空間で、豪華飲食や観劇を楽しむ高齢者の楽園である。

 船には数十人の検疫官が乗り込み、乗客乗員およそ3,500人に対する検疫を行った。
 今のところ症状のある人は、数人しかいないという。普通は3,500人いれば、何らか症状のある人、2~300人はいるはず。自分が新型コロナと診断されたくないため、発症を申告していないのであろう。

                言わザル

 さてこれからどう対応するか。
 おそらく3500人は当分の間、船内に留め置かれる。症状のある患者が密閉船内で6日間もいたら、誰も感染しないわけがない。新型肺炎は無症状でも感染能力があるから、2次~3次感染の可能性も大きい。このまま国内に開放したら、決めた当局だけでなく船内にいた人たちすべてが、ヒステリー状態の日本国民から袋叩きに合う。
 幸いクルーズ船には、現役を引退した高齢のお金持ちが多い。時間はたっぷりあり、とくにやることもない。陸に降りていただく必要はまったくない。

 最大のメリットは、閉じ込めておくことで、医学的な人体実験ができることである。
 3500人をあと10日も密閉船に押し込めたら、ほとんど全員感染する。おおかたの健常者も巻き込んで、いったんみんなに感染してもらう。幸い船内は換気も悪く、感染環境にはもってこいである。感染者がつぎつぎ現れ、完治するまでは解放できない。治まるには数か月かかる。
 いま20人しかいない日本の感染者が、一気に3500人に増える。そこまでやると、感染能力や致死率について、正確な統計データを出すことができる。ウィルスサンプルが集めやすくなって、検査や治療薬の開発が進む。

 すなわち大型クルーズ船は、またとない壮大な実験場となる。「国民全員を感染させて早期収束をはかる」という疫病対策が妥当かどうかの実証ができる。クルーズ船の乗客全員、「じじいの決死隊」になっていただくのである。
 もちろん私が乗客だったら、喜んで協力する(正規の料金は請求されないはず)。

                じじいの決死隊 H29.8.3

 これからも、新型肺炎のような新しいウィルス性病気は、定期的に発生する。すでにいま世界を航行中すべての大型客船にも、必ず新型肺炎患者がいるはず。恐ろしくて、まともに調べないだけである。そうなると大型クルーズ船には、「じじいの決死隊」の覚悟を持つ人しか乗ることができない。これまでの観光用としてのビジネスモデルから、大幅な営業戦略の転換が必要となる。

 今後どんなビジネスに生まれ変わるか。
 たとえば、疫学調査としてのニーズはある。価格次第では、社会貢献したい人が参加する。あるいは、日本の法律にこだわる必要もない。なにしろ、クルーズ船という竜宮城でいっとき過ごせるのである(ただ、人種差別や人体実験と思われないような工夫が必要)。もともと大航海時代から、密閉したところで長期間大勢が暮らす大型船舶は、パンデミック・疫病拡大の巣窟であった。その苦難を超えてこそ、新たな世界が開ける。
 新しい発想と実行ができる人にとっては、大きなビジネスチャンスである。
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