線虫でガン検査
*社会・哲学* > 高齢化、医療、死生観 - 2020年01月23日 (木)
検査が精密になれば、ほとんどの人は陽性になってしまう
尿の検査による、画期的なガン検査法が開発中である。人の尿に大量に泳がせた線虫がガン細胞に群がり、その状態を観察することでガンかどうかわかるのだという。
それ以前には、血液検査だけでガンの有り無しがわかる検査法も存在している。

しかし、こんな検査が実現するのであろうか。
検査が精密になればなるほど収拾がつかなくなる。いずれの検査でも、どの部位がガンに犯されているかは判明できないからである。もし尿や血液検査でガンとわかったら、全身くまなく調べていく必要がある。
多かれ少なかれ、人の体にはガン細胞が宿っている。甲状腺ガンのごとき、がんもどきもある。とくに高齢になると、一か所や2か所ではすまない。つまり、精密に測定できる検査であるほど、ほとんどの人は陽性になってしまう。これでは意味がない。
したがって、これら簡易精密検査が実現するとしても、対象は限定的であろう。
人は必ず死ぬ。別な病気や老衰で死ぬまでの間に、その細胞が致命的になるまで増殖しなければいいのである。
尿の検査による、画期的なガン検査法が開発中である。人の尿に大量に泳がせた線虫がガン細胞に群がり、その状態を観察することでガンかどうかわかるのだという。
それ以前には、血液検査だけでガンの有り無しがわかる検査法も存在している。

しかし、こんな検査が実現するのであろうか。
検査が精密になればなるほど収拾がつかなくなる。いずれの検査でも、どの部位がガンに犯されているかは判明できないからである。もし尿や血液検査でガンとわかったら、全身くまなく調べていく必要がある。
多かれ少なかれ、人の体にはガン細胞が宿っている。甲状腺ガンのごとき、がんもどきもある。とくに高齢になると、一か所や2か所ではすまない。つまり、精密に測定できる検査であるほど、ほとんどの人は陽性になってしまう。これでは意味がない。
したがって、これら簡易精密検査が実現するとしても、対象は限定的であろう。
人は必ず死ぬ。別な病気や老衰で死ぬまでの間に、その細胞が致命的になるまで増殖しなければいいのである。
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