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司法における人権

 いかに日本のやり方が生ぬるいのか。みながしっかり自覚しなければならない

 中国上海で一昨年、周近平の看板に墨をぶちまけ、その動画を公開した女性が公安に拘束されたことがあった。最近その女性が釈放されたあと、自宅の様子が動画で拡散され、世界中に恐怖と衝撃を与えている。
 その女性は、うつろな目でテーブルに座り、ひたすらスマホをいじっている。隣で母親と思しき女性が、嘆き悲しんでいる。この動画を視る限り、釈放後の女性は明らかに人格が変わり、廃人に近い。収容所で何かされたとしか思えない。脳細胞破壊の薬物を盛られたのではないかと噂されている。

 すこし前には、ウィグル人女性の悲劇をつづった「私の身に起きたこと」という漫画が、世の中を震撼させた。中国ウイグル自治区において、数百万人という「政治犯」が「再訓練施設」に収納され、悲惨な目に遭っている。ナチのユダヤ人撲滅に匹敵する、民族浄化と言っても過言ではない。

 これらは、事実のほんの一部である。世界のあちこちで、このような非人道的なことが、日常的に起きている可能性がある。

               ねねの祟り

 一方、日本の法制度はどうか。まるで反対で、容疑者の権利を重視しすぎる。
 つい最近も、企業を食い物にした大金持ちが、日本の生ぬるい司法を手玉に取り、中東に逃れている。そのあげく世界中のジャーナリスト相手に、言いたい放題の茶番劇を演じていた。

 たしかに件の大金持ちは、20年前、瀕死の日産を立ち直らせた。偉大な経営者であった。
 だがその後は、じり貧経営のなかで、ひたすら私腹を肥やすのに専念していた。むかし日産を再生したと言っても、数万人もの犠牲が払われた。数百人規模の自殺者も出ていたはず(ちょうどこの時期、自殺者が3万人の大台に乗っている)。
 人道的価値観からみれば、彼こそ極刑にすべきではないか。

 日本の司法制度では、彼のような極悪人に対してさえ、捜査手法が限定されている。おとり捜査や盗聴・通信傍受などができない。勾留中の待遇は、金持ちも貧乏人も平等である。保釈中も先進国ではあたりまえのGPSを装着しない、見張りが緩いなど、容疑者の人権に配慮しすぎている。射殺などしたら、徹底してマスコミに叩かれる。
 日本は、極刑にすべき人でさえ、簡単に逃亡させてしまう国なのである。

                いくぞネズミ

 すなわち中国も日本も、両極端なのである。
 中国は、1党独裁体制で何をやっても許される。これがよいほうに進めば、新幹線や原発のように開発が進む。逆に日本では、反対が多すぎて何も進まない。わずかの失敗で何十年も停滞する。いまや国力において、日本は中国の足元にも及ばない。


 ではどうしたらよいか。
 なにごとも、ものはほどほど。中庸が大事である。いまの中国と日本の間くらいがちょうどいい。その中庸政策を進めるためには、いかに日本のやり方が生ぬるいのか。みながしっかり自覚しなければならない。日本人は、少し中国政府の爪の垢でも舐めたほうがいい。
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