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頭がいいとは何か

 もともと空っぽの頭は、それ以上「無」を感じることはできない

 いろんな人の話を聴いたり、TVを見ていると、世の中にはじつに頭のいい人がいる。複雑な問題を瞬時に解決し、筋を通して説明する人は、つくづく羨ましい。豊富な知識と言葉を組み合わせ、素晴らしい理論を組み立てることができる。

 以前、経済学者の高橋洋一氏は、頭の良さについて、ある著書で次のようなことを言っていた。
 「頭が悪いのと根気がないのって、ほとんど一緒」、「壁にぶち当たったところで、匙を投げるか、必死に食らいつくか。そこの違いが大きい。」、「いつでも匙を投げてしまうと、物事を持続的に考える力が育たないから、考える力そのものがなえちゃう」、「・・・深く考えて、自分の頭でスーッと展開できるようになると、すごく早く処理できるようになるんだけどね。・・・・頭の中にそういう回路をつくっていく感じ」

 すなわち頭が良い人とは、根気よく物事を考える人である。
 たしかに、手におえないと思っていた複雑な事象も、時間をかければ理解できることがある。あきらめたら終わり。製品や技術開発も、成功の秘訣は「うまくいくまで続ける」ことであった。繰り返すことで、考える力も訓練できる。

               くるくるパー

 しかし、高橋氏は、東大理学部と経済学部を出て大蔵省に入り、東大法学部卒のキャリア官僚からも、一目置かれていた。われわれ凡人とは、かけ離れた頭脳回路を持っているはずだ。理論要素を有機的に結びつける力である。

 さらに、論理を組み立てるためには、根拠となる膨大な事柄を記憶していなければならない。優れた記憶力と記憶の蓄積が必要である。検索エンジンでは時間がかかりすぎる。私のような凡人には、その知識量が絶対的に足りない。悪いことに、いくら詰め込んでも、それ以上に忘れる。
 
 斬新なアイデアを出すには、いったん頭を空っぽにしろと言われる。それには、「禅」がいいらしい。だが、「禅」を何度やってもそのような心境になれない。
 もともと空っぽの頭では、「無」を感じることはできないのである。
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