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歴史戦と思想戦(2)

 いつまでも負け犬根性では、われわれ世代の恥が永遠に刻まれる

 「歴史戦と思想戦」(1) (山崎雅弘氏著)の解説の続き。山崎氏の考え方と、それに対する反論を⑤~⑧に示す。

⑤独立した東南アジアはコミンテルンに感謝すべき
 コミンテルン(ソ連の諜報機関の出先)の謀略によって日米戦争が起こったという説がある。その結果、日本は列強に支配されていた東南アジア諸国を攻撃した。結果的に独立に導いた。それなら、アジア諸国はコミンテルンに感謝しなければならない。

 しかし日米戦争が起こらなくても、日本は東南アジアの欧米植民地に侵攻していた。
 東南アジアが勇気づけられたのは、はじめて有色人種が白人支配に立ち向かい、一定の地位を築けることが分かったからである。アジアで白人の軍隊を破ったことだけでなく、日本が植民地支配を免れるため、富国強兵をなしとげ、日露戦争で勝利したことすべて含まれる。
 

⑥「戦後日本人はGHQのWGIPに洗脳された」というストーリーはウソである
 GHQのWGIP(ウォー・ギルト・インフォーメーション・プログラム)は、日本国を「大日本帝国」を切り離し、日本国民に民主主義を根付かせようとしたものである。「真相はかうだ」などの放送を通し、それまで知らされていなかった軍部の「悪行」を明らかにした。日本でのGHQ教育プログラムは、諸外国で行われているものと同じ内容であって、洗脳ではない。「自虐史観」でなく、諸外国の歴史教育と変わらない。

 しかしGHQの手によって、国家を骨抜きにする「平和憲法」がつくられ、周辺諸国から侮られる国になってしまったのは事実である。実質的に改憲もできない。思想的にも、公職追放やプレスコード・ラジオコード検閲によって、大学や放送局など中枢機関は、GHQ脳で固められた。そのため今に至るまで延々と、左翼的思考の学者やマスコミが拡大再生産されている。
 これらの人々がつくった歴史教育プログラムなら、日本を悪い国にしておきたい諸外国と変わらないのは当然である。しかもGHQは、宮家の多くを廃止。その時限爆弾が日本を蝕んでいる。まさにいま万世一系の天皇家が危うい。

               継体天皇像 h30.11.18

⑦慰安婦像に対抗した姉妹都市解消宣告は、逆効果となる
 大阪市の市長が、「歴史として定まっていない」として、慰安婦像を建てたサンフランシスコと姉妹都市を解消しようとするのはまちがっている。歴史が両論併記されているのは、旧日本軍が記録を焼却したからである。旧日本軍の悪行は実証の積み重ねによって、多くの歴史学者によって証明されている。アメリカで慰安婦像が数多く建てられているのは、人権尊重の国だからである。

 しかし、慰安婦像はどうみても嫌がらせである。中国・韓国の主張する「実証」などは、なにひとつまともなものがない。放っておくと、あることないこと事実とかけ離れた物語が、事実として歴史に残ってしまう。
 また慰安婦像の多いアメリカの地域は、中国・韓国系の住人が多い。歴史戦は、日本より中国・韓国がはるかに力を入れている。日本の100倍もの予算で、日本を貶め、劣等感を持つ国にしようとしている。中国共産党は韓国と共謀し、歴史戦で日本を封じ込めようとしている。そんな理不尽なことを、黙っていてはいけない。


⑧日本の名誉を高めるには、「大日本帝国」の非人道的行為について反省すること
 戦後の日本は、かっての「大日本帝国」の精神文化を継承していない。したがって、過去の行為を反省し、南京で起きたことや慰安婦問題の解明を行うことによって、「日本国」として世界での名誉は高まる。

 まともな日本人なら、祖先の文化や行ったことを無条件に否定することなど、できるはずがない。そもそも南京問題や慰安婦問題は、中国や韓国からのいわれのない言い掛かりである。証拠はインチキだし、証言は間違いか誇張されている。日本人はそれに反論しているだけである。無いことをあるといわれ、反発しなかったらアホである。もし起こったことが事実なら反省すればいい。

                丸メガネ

 その他、この本に書かれていることのほとんどは、山崎氏自身の偏向レンズで見たものでしかない。これだけみごとに、一方的な歴史感を集めた本を見たのは初めてである。ふつうなら、いくら左翼の書籍でも一部納得するところはある。


 イラク戦争やライダハンなど、日本以外でも残虐な戦争犯罪を批判される国は多い。
 その明らかな事実でも、アメリカ、ロシア、韓国などたいていの国は、批判を無視するか、言い訳に終始している。一方、誠実な日本人は、事実を検証することなく、無条件に認めてしまう。
 だが事実でないことは、事実として認めるわけにはいかないのである。日本人の誠実さとお人よしに付け込んで、弱みを握ろうとする諸外国。その外国に絡み取られた国内の手先を、断じて許すわけにはいかない。いつまでも負け犬根性では、われわれ世代の恥が、永遠に刻まれてしまう。
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