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真珠湾攻撃の失敗

 博打も戦争も、最後に勝ったものが本物の勝者になる

 昭和16年の今日、日本海軍は米国ハワイの真珠湾を攻撃し、大きな戦果を上げた。
 だが第2次攻撃を躊躇したため、肝心の空母や備蓄燃料庫を破壊できなかった。そのため、米国に迅速な立て直しのチャンスを与えることになった。なまじ中途半端な成功体験がその後、悲惨な敗戦の火種となってしまったのである。

 先の大戦(大東亜戦争)については、いろんな評価がある。
 戦争目的(理念)の浸透及び、勝つための戦術について、反省すべき点は多い。真珠湾攻撃のような失敗の積み重ねで、悲惨な結果になってしまった。

                恨めしや
   
 まず戦争目的。つまり大義名分・理念である。
 日本が持っていた理念とはなにか。
 人種差別をなくし、アジアの植民地を解放することであった(東南アジアを、台湾や朝鮮のような日本国とする)。日清・日露、第一次世界大戦に勝利した日本は、当時国際連盟で欧米列強と渡り合っていた。そのとき日本が提案、過半数の国が賛成した「人種差別撤廃条約」は、アメリカなど一部の国が反対し、葬られてしまった。欧米は、植民地や黒人奴隷という既得権を有していたからである。大東亜戦争は、その理想を実現させるためであった。

 最大の失敗は、この「人種差別撤廃」の大義名分・理念を、日本国民と世界に向かって大きく叫ばなかったことである。繰り返し叫ぶことで、ウソも真実になる。大義名分が浸透すれば、国民のマンパワーは倍増する。世界も味方につくし、慰安婦や南京虐殺の冤罪も発生しなかった。アメリカ南北戦争がいい例である。
 本音は違うかもしれない。ロシアの武力脅威そして欧米列強のABCD包囲網により、日本には資源が全く入らなくなってしまった。これではまもなく干乾しになる。
 だがいくら自衛のためとはいえ、目先の資源確保に汲々としてしまったのは情けない。

                キノコ雲

 つぎに戦術および運用のまずさは、目を覆うばかりであった。
 素人目にも失敗だらけである。
 宣戦布告通告の遅れ、真珠湾での第2次攻撃の中止(そもそも真珠湾奇襲が必要なかった)、ミッドウェー海戦やレイテ海戦の失敗、インパール作戦など、いくらでも挙げられる。極めつけは、正規の降伏が遅れてしまったことである。降伏文書調印が9月に伸びたおかげで、当時のソ連に北方領土を侵略する口実を与えてしまった。

 すべて後知恵であるが、先の大戦は負けるべくして負けた。
 残念だが、終わったことは仕方がない。
 こんどの戦争は、負けるための過ちを繰り返してはならない。博打も戦争も、最後に勝ったものが本物の勝者になるのである。
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