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1票の格差問題

 この議論が重要であるなら、もっと本質的な国民的議論を起こすべきである

 年に何回か思い出したように、1票の格差問題がマスコミに取り上げられる。
 12月6日の福井新聞朝刊でも、「参院1票の格差訴訟 抜本見直しの約束果たせ」と題した社説が掲載されていた。

 記事では、今年7月の参院選における「1票の格差」訴訟の高裁・高裁支部の判決について述べている。16件の訴訟のうち「合憲」判断は14件、「違憲状態」は2件であった。2件とはいえ1票の価値の平等に疑義が発せられた意味は大きい、と主張している。
 すなわち社説で言う「抜本見直し」とは、明らかに1票の格差をゼロにすることである。世論を誘導することで、来年にも出る最高裁の統一見解をけん制しようとしている。

                1日2本 Ri.6.26

 しかし私は、この主張には全く同意できない
 私が「見直し」に反対するのは、そもそもなぜ1票の格差がいけないのか、まったく理解できないからである。いろんな見解を見ても、きちんと説明した理論にお目にかかったことがない

 たとえば、6日の社説にも一応、「選挙制度は民主主義の根幹であり、「法の下の平等」という憲法の精神を踏まえ不断の見直しが求められている。」と書いてある。だが、このような主張は、トートロジー(同義語反復)であって、同じことを表す言葉の無意味な繰り返しにすぎない。また日本国憲法のどこを見ても、選挙における1票の平等など謳っていない。

 いまや、1票の格差是正を巡る攻防は、ほんとに国民のための選挙制度をつくるのではなく、与野党間の議席数の奪い合いのためになってしまった。1票の平等を主張するのは、ほとんどが(日本社会を乱そうとする)左翼陣営である。

 きちんと納得さえできれば、私も1票の平等に与してもいいと思う。地域間格差をなくし、日本が豊かになるためにはどうしたらいいか。私は原理主義者ではない。
 この議論が重要であるなら、もっと本質的な国民的議論起こすべきである。
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