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モラハラ体験

 多くのハラスメント定義と法制度ができれば、国民はきわめて窮屈になる

 関大のアイススケート部の監督だった織田信成氏が、濱田美栄コーチからモラルハラスメント(モラハラ)を受けたとして、大阪地裁に提訴している。スケーターに対する指導方法などの行き違いから、ハラスメント行為が始まったらしい。織田氏は、精神的苦痛によって1週間入院し、さらにアイスショーも欠場した。5月にはスケートリンクにも入れなくなったという。

 むかしの織田氏は、インタビューのたび泣いてばかりで、ひ弱いイメージしかない。そもそもこんな気の弱い人を、気難しい人の上司に任命したのが、大きな間違いだったのではないか。

 もちろん、すべて程度問題である。モラハラとされたコーチの言い分がないので、何とも言えない。織田氏の訴えに対しては、賛否両論がある。先に言ったもの勝ちではいけない。

               かわらけ

 モラハラは新しい言葉で、言葉や態度で相手を追い詰める行為。「いじめ」を、ハイカラに言い換えたものである。パワハラとは異なり、上下の関係を利用しなくていい。韓国がこれまで、日本に対して行ってきたような嫌がらせである。

 新しい言葉が生まれることで、社会はそれに反応し、対応ができる。織田氏の1件で、モラハラは犯罪となった。追っかけや待ち伏せが、「ストーカー」となり、犯罪になったのと同じ。あるいは、発達障害という言葉が一般的になることで、病気と認められるようになった。

 そもそもモラハラは、人と交わるすべての人が体験する。私も数えきれないほど経験した。たとえば、ある工場責任者に任命されたとき。現場職長からのあいさつ無視はもとより、指示と反対の行動をとられたこともある。勝手に材料発注を行って在庫を増やすなど、目に余る行為を行った。立場によって、このようなことは必ず起こる。40代で町内会長になったときも、毎年のようにモラハラを受けた。

 つまり経験のない無能上司が上に立てば、だれでも反抗したい。私も逆の立場に立てば、上司にモラハラ的行動をする。モラハラという言葉がなかったときは、当たり前であった。うまくいなすのがテクニックだと思っていた。なんでもモラハラだといったら、仕事も遊びもできない。
                飲むイヌ

 まもなく酒の席で、アルハラ(アルコールハラスメント)という言葉が一般的になる。酒を飲ませて泥酔させる行為である。迷惑だし、世の中の生産性を阻害する。これからは、アルハラやモラハラで裁判所が繁盛する。ややこしい法制度が山ほどでき、国民は窮屈でまともに生きていけなくなる。だから麻薬がなくならないのである。
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