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道路技術講演会

 主催者および受講者として、実績としてのアリバイが必要なのである

 原電見学会を含め、先週は3度の講習会を受けた。
 その一つが、私の専門分野のひとつ道路技術である。久しぶりの長時間講習である。内容はおもに、最近の災害多発を受けた道路防災についてである。聴講者は、響きのホールが満員になる250名。開始10分前に会場に入ったら、座る席がない。最後列で、映像の上半分が見えない席に着く羽目になった。


 まず、大西有三氏(京都大名誉教授)の、「AI・IOTを活用した最近の道路防災の取り組み」を聴いた。近年の、AI・IOTは、自動車運転の自動車だけでなく、道路技術においても導入されている。とくに道路の設計や保守・点検における画像処理の進展が目覚ましい。
 今のところは、人間の目を機械に置き換えるための、技術開発が中心である。
 距離や位置を正確に測定するためのセンサーや、それを効果的に移動させるためのアクチュエーター(ドローンなど)の発展が目につく。

 川本義海氏(福大所属)の「みち空間の未来像」では、道路のさまざまな可能性を論じていた。道路(街路)には、大きく分けて、交通機能と空間機能がある。この空間機能に着目し、道路を有効活用しようとする取り組みである。自動車と人とが共存する街路や都市公園のネットワーク化などの事例を検討した。
 ユニバーサルデザインの新たなステージについての説明もあった。

 福井県土木部長の大槻英治氏は、「防災先進県ふくいを目指して」の演題で、昨年2月の豪雪時の混乱と課題、今後の取り組みについての説明であった。的確に積雪状況を把握し、除雪指示が行えるための「見える化」と、その管理が重要である。

               大野 寺町 R1.11.04

 会場は暗くて貰ったレジメも見えない。学者やお役人の講演なので、スライド1ページに細かい字でびっしり情報を盛り込んである。これでは消化不良になる。
 もっとも、聴講者も県や市町の道路部門、民間の道路関係者らしく、私のような不満を言う人はいない。主催者および受講者として、実績のアリバイが必要なのである。私自身も、技術部門の資格維持のためのCPD(技術者継続教育)証明がなければ、受けなかった。
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