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ふるさと納税

 ふるさと納税が拡大していけば、返礼品の内容や売り方も地域間格差の要因になる

 昨年、はじめてふるさと納税を行った。納税先は、私の第2の故郷長岡である。返礼品として、大吟醸酒(万寿)と熟成肉を貰った。こんな高級食材は、人から貰うことはないし、自分で買うはずもない。ふるさと納税が拡大していけば、これまで売れなかった高級な商品が売れ、日本製品のブランド価値が上がる。批判はあるが、面白い制度だと思う。

 そこで今年は、地元福井へのふるさと納税を検討した。
 自分でチョイスすれば、福井がどんな返礼品を出しているかわかるし、商品の構成や出し方のヒントをつかむことができる。地元のサービスや自治体の取り組みを理解した上で、有意義に寄付金を使うことができる。もともとこの制度は、納税者自身が税金の使い道の一部を決めるものであるはずだ。

                久保田 萬寿

 ほんとに、自分の住んでいるところにふるさと納税できるのか。地方税法によると、以下の2つにあてはまらなければ、税額控除の対象になる(つまりふるさと納税できる)。

①ふるさと納税した人が、その寄付によって設けられた設備を専属的に利用している
②ふるさと納税することによって、特別な利益をその人(寄付者)が得ていると認められる

 返礼品をいただくとなると微妙なところである。自治体によっては、居住者の寄付には返礼品を渡さないところもある。
 ただ、「ふるさとチョイス」から福井県や福井市のページを見ても、「居住者への返礼品はなし」との表示は見当たらなかった。すくなくとも、県内の他の市町なら可能なはずである。

               酒樽

 問題は、返礼品の数と種類である。昨年チョイスした長岡市は491件。県内の福井市は450件、坂井市は637件とかなり多い。県内の他の市町は、100~200件と物足りない。

 なんと言っても「酒」と「肉」の豊富なところがいい。贅沢するなら、「酒池肉林」に限る。その点長岡市は、日本酒の商品提示件数が94件と最高であった。「肉」に関しては、若狭牛産地である坂井市が123件も出品しており、坂井市と福井市(32件)を大幅に上回っている。

 中身はどうか。
 いくらふるさと納税でも、コストパフォーマンスのいいところを選ぶ。返礼品では、福井県いずれの市町も、品揃えや見せ方で、まだ全国レベルには達していない。今後、ふるさと納税が拡大していけば、返礼品の内容や売り方も地域間格差の要因になる。担当者の腕の見せ所である。
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