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事業を承継する

 どんなつまらない仕事でも、お金が動けば世の中は活性する

 全国の中小企業の2/3は、社長の後継者が決まっていない。引退が近い60歳代になっても、半数の経営者は後継者不在だという。これでは、政府がいくら事業承継支援策をとっても、焼け石に水である。まもなく日本の中小企業が激減する。企業が少なくなれば、有形・無形の資源が消滅し、生産活動できなくなる。日本の経済が縮小する。

 急激な高齢化と人口減少の日本では、この成り行きは必然である。人口が減っていくのは、かまわない。問題なのは、人口減より仕事を辞める人の方が多いことである。すなわち高齢で仕事をしない人を、少ない人数で支えることになる。高齢者が受けるべき、モノやサービスを供給する力が無くなっていくのである。

                破産か R1.6.27

 一方、これまで60~65歳で仕事を引退した人の多くが、何らかの形で農業を行っている。農家の人はもとより、それまで農業経験のなかった人も、家庭菜園や畑を借り、それなりの作物をつくっている。考えようによっては、会社でふんぞり返っていた時より、生産性があがっている。農業従事者の高齢化は、問題どころか歓迎すべきである。

 また日本には、有象無象の個人事業主がごまんといる。私のように従業員ゼロ、設備も事務所も持たないフリーランスの事業主は、数百万人いる。機会さえあれば何かやろうと思う人は、その数倍いる。

 じつは、これからの少子高齢社会を支えるのはこの人たちである。彼らは、動けなくなるまで仕事を続ける。需要の縮小より供給力減退のほうが大きくならないよう、需給のバランスをとることができる。したがって、需要が無くなれば自然消滅する。会社のように、阿鼻叫喚の倒産劇を演じなくてもいい。

 企業は減ってもかまわない。人々の働く場と、体力・気力があればいいのである。どんなつまらない仕事でも、お金が動けば世の中は活性する。私自身も、今の仕事をあと10年。もうできないと思ったとき辞める。あとはじじいの決死隊である。この個人事業者が仕事を続けられる環境づくり、規制緩和が必要である。
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