FC2ブログ
RSS

AIビジネスコンテスト

 コンサルタントも、役所の仕事ばかりしていると目が曇ってしまう

 先日NHK(Eテレ)で、「日本を変える全国高専ディープランニングコンテスト」の、記録動画が放送された。全国の高専生が、人工知能を使った新ビジネスを提案するコンテストである。それを、日本の名だたる投資家5名が評価する。
 
 コンテストに出たビジネスの内容は、以下の通りである。
 沖縄の魚の名前と説明を表示(沖縄高専)、送電線点検ロボット(香川高専)、工場設備のメーター点検ロボット(長岡高専)、ドローンと組み合わせたイノシシ発見、他の動物と選別してイノシシを檻に捕獲、ナビによる運転補助システムなど7校であった。

 魚の名前を表示するシステムは、世の中のあらゆるモノの説明に応用可能である(もっともこれはグーグルが広範囲に開発しているらしい)。送電線点検ロボットは、道路や橋梁、ビル、下水道などあらゆるインフラに応用できる。その他のシステムも、応用範囲が広くいろんな可能性を有している。

 解説の松尾教授が述べていたように、AIシステムにおいて、インタネットと5G分野では、日本はアメリカ・中国に対し絶望的に遅れている。だが、ロボットなどハードメカを組み合わせたAIシステム開発については、まだ可能性がある。つまり1周まわって、昔の機械技術者が活躍する余地が生まれてきたのではないか(この面でも日本は寂しい限りだが)。

                美人ロボット H27.10.9

 このコンテストで感心したのは、プレゼンが時間切れで中途半端になってしまった長岡高専が優勝したことである(内容は、私自身あまり評価していないが)。民間投資家は、形式より中身を重視しているのである。審査員がお役人なら、決してこんなことは起こらない。われわれコンサルタントも、役所の仕事ばかりしていると目が曇ってしまう。

 今回はまだ、プレコンテストである。来年以降、本格的なコンテストを行うという。これまでのロボットコンテストは、単にハードの性能を競うものであった。それに対しAIコンテストは、ビジネスアイデアのコンテストである。その場で結論は出ない。当たり外れはあるが、アイデアだから無限の可能性が生まれる。それを評価するには、さらに柔軟な発想が必要である。
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :