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新型原子炉の開発(エネルギーセミナー)

 今の日本では、中国の属国として「日本自治区」となるのは時間の問題

 昨日、エネルギーセミナーを受講した。講師は原子力専攻の岡本孝司氏(東大教授)である。今年は、竹内純子氏の「エネルギースクール」は聴けなかった。その昨年のスクールでは、原子力政策にはいまひとつ腰が引けていた。それに対し今回、原子力専攻の岡本氏は、専門的見地から、原子力について割と突っ込んだ話をされたと思う。

 講義内容の80%は、私自身の知識を再確認するようなものであった。
 中国やインドが経済成長し、2100年には世界人口が今の1.5倍、110億人を超える。その子孫たちを満足させるためには、少なくともいまの3~5倍のエネルギーが必要である。いま原子力の選択肢をなくすわけには絶対にいかない。

                お釜

 またこの講習では、「多目的原子力システム」の開発状況を聴くことができた。このシステムは、30万kwの小型原子炉で、直径1㎜の燃料ウランをセラミックスで覆ったものを熱源とする。発電だけでなく、水素生成、蒸気発生、淡水化なども行う。炉心の大きさは新幹線車両程度で、安全性のコントロールは飛躍的に上がっている。
 もともと発電は、1次エネルギーの26%にしか過ぎない。原子力を発電に限定するのは、いかにも不合理であった。すでに、「多目的原子力システム」の実験炉はできており、数年後には商用運転から量産がなされるという。

 じつはこの装置をつくっているのは日本ではない。やはり中国である。
 中国はすでに、核燃料サイクルを実現すべく、もんじゅの次世代タイプ高速増殖炉を稼働させている。さらに2030年までには、100万kw級の新型原発を100基つくる。それに加え、この新しい原子炉システムを全土に配置する。中国の実行力からすれば、4~5年とかからない。さらにこれをアフリカに持っていけば、その周辺地域はエネルギーを牛耳られ、完全に中国の手に堕ちる。

 すなわち中国は、5Gだけでなく、エネルギー分野においても、世界をけん引するようになってしまったのである。日本は中国に追い付かれたと思ったら、あっという間に引き離され、すでに取り返しのつかない位置にいる。このままでは確実に中国に取り込まれる。


 今、日本の人々は、
①いまだにGHQの憲法呪縛に憑りつかれ、9条の見直しにさえ6割が反対している
②3.11バイアスからの放射能アレルギーが慢性化し、条件反射的に原発を毛嫌いする

 これでは、日本が中国の属国として、「日本自治区」となるのは時間の問題である。それこそ子孫に顔向けできない。
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