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関電役員への裏金

 こんなことで原発再稼働が遅れたら、それこそ国家の大損失である

 関西電力役員が、総額3億円余りの金品を受け取ったということが問題になっている。地元の建設会社である吉田開発が、会社顧問で高浜町の元助役を通して贈っていたらしい。なかには、1億円を超える金品を受け取った人もいた。菓子折りの底に金貨を潜ませるとは、なんとも時代がかったやり方である。

 吉田開発という会社は、建設事業を管理する地元ゼネコンである。受注業務を地元建設業者に委託し、差益と管理業務で売上を立てている。以前から工事受注で接待攻勢を繰り返していた。新原発の工事が3.11で見送りとなり青息吐息のところ、原発の対策工事を取り込んだらしい。

 ニュースで「街の声」を拾うと、必ず関電役員に対しての怒りの声を紹介する。金品を貰う立場でない一般の人々にとって、関電役員の収賄は、とても許すことができない。賄賂を受け取った人は、みっともない恥を天下に晒してしまった。運が悪かったと思って、あきらめるしかない。

               金ブタ

 しかしいま怒っている「街の人」も、自分が金品を貰う立場になったら、たぶん断れない。インタビューで素直に答える人ほど、断る力がない。執拗に押し付けられたら絶対に受け取る。怒っているのは、自分のところに声がかからなかったからである。

 また、関電役員をとっちめてやろうと、国会では野党連中が息巻いている。その野党議員の大半も、中国やロシアのハニートラップに罹っている。ハニトラの誘惑こそ断るのは難しい。もし私が触手を伸ばされたら、簡単に落ちる。そのハニトラ男が、賄賂を貰った役員たちをどう裁くのか見ものである。恥ずかしげなく自分のことを棚に上げるのが、議員の仕事だからである。
 
                タヌキの金玉

 そもそも今回の案件は、よく意味がわからない。(吉田開発が直接渡せばいいのに)なぜ元助役が間に立ったのか。その段階で、3億円が3億2000万円に増えたのも不思議である。3億円も税務署に摘発されるような、吉田開発の財務処理もおかしい。それに20億円の受注で3億円もバックしていたら、吉田開発のような薄利企業がやっていけるはずがない。
 また本来の裏金なら、関電から助役に渡るのが筋である。吉田建設より関電の方が、資金は潤沢にあるし、立地の便宜もあるはず。いったい誰が得したのか。
 すべておかしなことだらけである。
 関係者の話を総合すると、元助役はきわめて胡散臭かった。表に出ない力が働いていた。元助役が生きていたら、関電社長はあんな会見など開けなかったに違いない。

 たぶん動いたお金は3億円だけではない。反対側には、その何十倍も渡った可能性がある。これだけ金額が大きいということは、そのぶん原発はコストダウンの余地が大きいということである。原発はもっと安くできる。

 もっとも、いくら原発にお金を遣っても、そのお金は国内で回る。闇で同和利権を潤すかもしれないが、石油利権のように毎年何兆円も中東へ支払うことはない。中東へのお金は、北朝鮮やロシアに流れ、日本を脅かす。北方領土は袖にされるし、日本に対するミサイル性能はどんどん向上している。また(これも年間数兆円単位の)ソーラーパネル利権は、中国からの脅威を増やす。
 だから、こんなことで原発再稼働が遅れたら、それこそ国家の大損失である。
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