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山梨の女児行方不明

 普通の人がいきなり捜索しようとしても、かえって迷惑をかけるだけである

 小学1年の女の子(7歳)が山梨で行方不明になって、もう1週間以上経つ。山の中や川沿い、5キロ四方に広げて捜索が続いている。いくら大人数でも、山の地形や森林は複雑で、探し出すのは容易でない。道路沿いでも、目撃情報がないか、小屋などに潜んでいないか探している。今となっては、連れ去られたほうがまだ救いはあるかもしれない。

 その一方で、女の子を捜すため、1人で山に入っていた20代のボランティア男性が一時行方不明となった。27日に、崖から落ちて怪我をしたという本人からの通報があり、彼の捜索も同時に行われていた。幸い今朝(29日早朝)発見され、いま病院で治療しているらしい。

               吊り尾根付近 H30.11.03

 昨年も山口県で、2歳の男の子が行方不明になった。あのとき、78才のボランティア男性(尾畑さん)が救出し、一躍時の人になった。昨年も書いたが、まともな道の無い山に単独で分け入って捜索するという、尾畠さんのようなことは、普通の人にできることではない。同じことをやってはいけなかった。

 尾畠さんの場合、つぎのような技量と実績があった。
 ①北ア単独縦走など高度な登山経験と知識、自己完結の生活技術
 ②毎朝8キロのランニングを欠かさない体力
 ③長年のボランティア実績にもとづく信頼される人柄
 この3つに加え、そのときの巡り合わせと運があって、はじめて「偉業」が達成できたのである。

 したがって、普通の人がいきなり捜索しようとしても、かえって迷惑をかけるだけである。今回もまさに、ミイラ取りがミイラになってしまった。水難事故もたいてい、助けようとした人が溺れ死ぬ。

 そうはいっても、善意で人助けをしようとした人を責めるわけにはいかない。とくに今回は20代の若者である。じじいなら、だれも心配しなかったであろうが。
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