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踏切脱線事故

 踏切があって、さらに人の裁量に頼るようでは必ず事故は起こる

 京急線の踏切で立ち往生していた13トンのトラックに、快速列車が衝突して30人を超える死傷者が出た。快速列車は時速120キロ近くのスピードが出ていた可能性があり、トラックとぶつかったあと、数十メートルも引きずったという。トラックはまもなく炎上し、運転手は亡くなった。

 直接の原因は、トラックが、線路と平行している狭い道から踏切で右折しようとして曲がり切れず、踏切内で立ち往生してしまったからだという。だれも、非常停止ボタンを押すことがなかったため、列車の急ブレーキが間に合わなかったらしい。

               機関車 H29.12.19

 悲惨な事故であるが、踏切がある限り、一定の確率で必ず事故は起こる(新幹線の重大事故がないのは、踏切がないからである)。自動車も、交差点での事故は54%で最も多い。列車の場合、踏切障害は1/3程度であるが、いったん事故が起これば大ごとになる。今回の事故でも、快速列車がトラックとぶつかった後、反対方向の列車にぶつかったら、それこそ目も当てられない事故になる。

 踏切をなくすことができなければ、安全対策をコツコツ進める以外にない。
 そもそも人間の裁量をあてにするようでは、必ず事故は起こる。人間様は必ず間違う。訓練もせずに、人が非常停止ボタンを押すのに頼ることは非常に心もとない。

 その観点から、一般車両ですら自動ブレーキが普及したのに、京急線のような大都市の踏切で、自動停止装置がないのが不思議であった。遮断機の下りた踏切で、トラックのような大きなものがあれば、警報と自動停止くらい簡単にできる。今回、遮断機が下り立ち往生した時点で警報信号を発したという情報もあるが、列車が止まれない警報では意味がない。

 自動ブレーキも、高齢者の事故が問題になって、ようやく装備されるようになった。これからは、年寄だらけの社会になるのだから、IoT化は安全対策にこそ最優先しなければならない。
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