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夏休み最後の日

 大災害や戦争を求める人は、私のように気の小さい人である

 多くの学校では、長い夏休みが終わり、明日から新学期である。毎年この時期になると子供の自殺が増える。内閣府の「自殺対策白書」によると、1年のなかでもっとも自殺が多い日は9月1日で、他の日の2.6倍になるらしい。

 もちろん、学校へ行きたくないからである。その大きな要因は人間関係だと言われている。学校でいじめに遭っている人なら、休み明けでなくても学校へ行きたくない。いじめでなくても、周りが厭な人ばかりならそうなる。

               猫の祟り

 じつは私も、小学校から中学にかけて、この日は1年中でもっとも憂鬱であった。簡単に自殺できたら、今ごろこの世にいなかったかもしれない。
 長い夏休みの間、ほとんど宿題に手を付けていなかったからである。「夏休みの友」をはじめ、登校日に提出しなければならない宿題はわんさかあった。これを一気に片づけなければならない。それもぎりぎり、最終日の夕方にならないとかかれない。なぜかしなければならないことより、どうでもいいことに手を付けてしまう。本丸はまるでやる気にならない。どんどんプレッシャーが増す。

 それでも深夜の1~2時までかけ、なんとか形だけ整える。1ページ1分もかけられないので、鉛筆で適当に書き汚す。やったふりがばれないか、びくつきながら登校していた。それこそ大地震か洪水で、世の中がめちゃくちゃになることを願っていた。
 さんざん懲りているはずなのに、かならず毎年同じことになるのが不思議である。

 いまでもそのことがトラウマになって、とききど夢でうなされる。
 大災害や戦争を求めたり自殺する人は、私のように気の小さい人、或いはものごとの軽重を理解できない人なのであろう。
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