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高速ツアーバス廃止(8月1日)

 これで、どれだけ日本の活力が削がれるかわからない。何でも禁止でいいのか

 
 高速ツアーバスが、先月31日で廃止となったという。昨年4月に乗客7人が死亡した関越自動車道ツアーバス事故の再発防止策の一環である。8月1日から、厳しい規制のかかった乗り合いバスに、一本化される。

 また一つ、「角を矯めて、牛を殺す」ことになってしまった。これで、どれだけ日本の活力が削がれることか。確かに死亡事故は痛ましいが、規制強化によって間接的にその何百倍もの人命が失われるのに気がつかない。いや、気がついてはいるが、目先の出来事に目が眩んでいるのと、利権強化によって、後戻りできないのだ。

 同じようなことは、これまでにも無数にあり、そのたびに日本経済が落ち込み、結局、毎年自殺者が3万人に及ぶようにもなった。
 ほんの一例をあげる
・飲酒運転での事故→飲酒運転厳罰化→ノミニケーション無くなる→組織崩壊→日本経済衰退→自殺者増大
                   →飲食店売上激減→店舗破産→自殺者増大
・生ユッケの食中毒→生ユッケ禁止→飲食店売上激減→日本経済衰退→自殺者増大
・個人情報保護→名簿作成の自粛→地域コミュニティの崩壊→うつ病増加→自殺者増大
・福島第一原発事故→他の原発再稼働遅延→貿易赤字増大→日本経済沈没→自殺者増大
                     →火力発電増大→大気汚染→肺癌患者増大
 また、最近では
・プールでの事故→夏休みのプール開放自粛→水泳能力者の激減→水の事故増加


 ここで、高速ツアーバス廃止に至った、事故の経緯を思い出してみよう。
 あの時の事故では、居眠りした運転手やその管理会社が、一身に非難を浴びていた。しかし、居眠り運転ぐらい、誰でもやっている。普通は、居眠りをしたからと言って、こんな大事故にはならない。もし、たまたまの居眠りで事故を起こしたのなら、運転手が気の毒である。数年前に九州で特急に乗った時も、運転手がコックリやっているのを目撃したことがある。人間は必ず過ちを起こす(機械は必ず壊れる)のである。 

 そこで、運転手やその管理者だけが罰せられて、よかったのだろうか。人の過ちを想定して、構造物の設計をしなかった人の責任も、大きいのではないか。本質的な課題は、過ちや故障があっても、危険が生じないことだからである。
 すなわち、ぶつかった防音壁を企画設計した人、高速道路を作った人、それらを管理する人、それぞれに責任はあるはずだ。それに、なんといっても、このような事故の起きることを想定しながらバスを作った自動車メーカーは、何のお咎めもないのか。不思議である。
 また、このようなリスクは承知で、格安バスを利用する乗客にも責任の一端はある。よく言われる「安全神話」は、被害者(という強者)になりたい人の言い訳に聞こえる。

 つぎに、運転手の心理面から見てみよう。事故の根本原因は、官民の大きな所得格差にある。あの運転手は深夜労働を行っても、公務員給与(平均で年間935万円)の半分の待遇しかない。もちろん公共交通の運転手は、いくら給料が安くても安全運転をおろそかにはできないし、プロとして責任があるのは間違いない。
 しかし規制する役人より、夜なべして最前線で働いているほうが、劣悪な条件だとしたら、不合理である。我慢の限度がある。必ず、ばかばかしくなり、手を抜こうとするはずだ。

 あのとき、これを契機に規制が強化されてはいけない、と思ったが、その通りになってしまった。高速バスの運行規制、免許取得要件などが強化され、天下り組織が拡大し役人がますます肥っていく。富が吸い上げられ、最前線には滴しか垂れてこない。ますます事故は増える。いたちごっこである。

 廃止以外の解決策はいくつも考えられる。事故に至ったいくつもの原因の裏返しである。その一つは、役人の待遇を民間以下にすることである。そうすれば、優秀な役人は民間に移る。社会の安全性は高まるとともに、経済は活性化するはずだ。

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(追)今月15日で、ある掲示板も廃止になる。中学のクラス同級生が投稿していたものである。これはべつに、悪いことがあったからではない。たぶん、あまりにも機能が古くなったからだと思う。
 もっともあの掲示板は、月に1回ぐらいしか投稿がない。見る人も少なく、無くても困らないのではないか。これから対象者も減っていくはずだ。
 しかしせっかくの掲示板なので、1つか2つあってもいい。立ち上げ方はさっぱりわからないが、誰でも2~3日いじくればできると思う。10日過ぎには時間が空くので、間に合えばやってみたい。

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