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相続手続き⑥

 相続手続きをできるだけ簡単にするためのポイント

 父親の相続手続きが一段落した。思っていたほど難しくはなかった。だがきわめて面倒臭かった。取得すべき書類がたくさんあるので、右往左往する。その経験を踏まえて、私が亡くなったとき、相続人の負担をどう軽くするか考えてみた。

1.遺言書
 正式な公正証書遺言でなければ、裁判所の検認が必要である。それには関係者すべての戸籍謄本などが必要で、さらに申請してから検認されるまで1か月近くかかる。
 正式な公正証書遺言は、公証人役場で約3万円の費用(5000万円の財産の場合)と2名の証人(相続人以外)を連れていく必要がある。これもめんどくさい。めんどくさいついでに、そのとき「遺産分割協議書」を作っておき、押印だけで完成できるようにしておけるかどうか。それができれば、相続手続きはだいぶ楽になる。

2.相続税対策
 数年前から、「3000万円+相続人の数×600万円」以上は、相続税がかかるようになった。私が亡くなったときにややこしい税金の計算をしないで済むようにしたい。できるだけ通帳に現金を残さないようにする。死ぬ前の1年間、毎日片町で3万円も使えばすっからかんになる。というより、1年間も毎日片町で豪遊すれば、必ず死ねる。これこそ極楽往生である。

                説教

3.相続人確定のための書類集め
 不動産登記や預貯金の引き出しには、被相続人の(出生~死亡までの)戸籍謄本、相続人全員の戸籍謄本、住民票、印鑑証明書、実印などを揃える必要がある。被相続人に法定相続人がどれだけいるかどうかの確定のためである。めんどくさいが、移動を繰り返していない限り難しくはない。

4.遺産分割協議書
 書類はネットを参考に、見よう見まねで作ったが、書き方や印鑑の押し方など、細かいところで間違えた。その都度、印鑑を押し直す。登記などに使うには、相続人全員の実印が必要である。相続人が散らばっているので、書き直しのたびに印鑑や署名を書いてもらう。都度いちいち説明するのも煩わしい。
 そこで、死ぬ前に遺産分割協議書をつくっておけばいい。
 署名と実印を押しておけば、あとは印鑑証明が必要なだけである。これを被相続人が認めれば、遺言書もいらない。


 車の廃車手続きでも、すったもんだした。そこで手続きの代行を頼んだら、ますますわけがわからなくなった。相続手続きに限らず、この国は何かと手続きが多い。このことも、日本の生産性が低い理由のひとつである。
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