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100年不安心

 頼りない自民党政府でも、代わりのいないことが日本最大の危機である

 「95才まで生きるには夫婦で2000万円の蓄えが必要」と書いた金融審議会の報告が物議を醸している。麻生担当大臣は、「不足額を表す赤字という表現を使ったのは、不適切だった」として、報告書を受け取らないという。投資を煽るような報告内容も顰蹙を買っている。

 不適切も何も、報告書は当たり前のことを数字で示したに過ぎない。不都合な報告が出たから受け取らない、というのはいかにも身勝手である。もちろん、野党やマスコミは、ここぞとばかり政府を攻め立てる。麻生大臣の言い訳は、いかにも見苦しい。

                金の成る木

 しかしこの情けない政府に対し、野党は攻撃しかできない。批判するだけの専門家はいくらでもいる。つぎつぎと、あることないこと弁舌さわやかにまくしたてる。ノンポリで聞いている人は、政府がとんでもない悪徳代官のように思う。逆に現実を知っている人は、底意地の悪いエリートの恫喝にしか聞こえない。

 本来なら政府は、国民に「もっと働け」とほんとうのことを言わなければならなかった。もし野党の言うように、高齢者がそれなり年金を貰えるようになっても、肝心のモノやサービスを生み出す力が無くなったら、何の意味もない。無人島で、札束を枕に飢え死にするようなものである。

 こんな頼りない自民党政府でも、代わりになるところがない。いまの野党が政権をとったら、もっと悲惨なことは目に見えている。そのことこそが、日本最大の危機である。
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