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放射性廃棄物

 天然資源の無い日本にとっては、このエネルギー源を捨てることは国を滅ぼす

 昨日、竹内純子氏のエネルギーセミナー「原子力の未来について学ぶ」を受講した。ゲストは、山口彰氏(東大大学院教授)で、原子力やエネルギー工学、リスク評価を専攻している。久しぶりに原子力専門家の話を聴いた。

 山口氏がとくに強調していたのが、使用済みのMOX燃料を繰り返し再処理して燃料化する、次世代高速炉クローズドサイクルの必要性である。資源を有効利用するだけでなく、長期的に放射性毒性を有するマイナーアクチ二ド元素を繰り返し燃焼させ、毒性を低減させる。すでにロシアや中国では、かなりのところまで進んでおり、インドも続いている。
 
 この場合でも最後には、放射性廃棄物が残ることは避けられない。とくにいまの高レベル放射性廃棄物ガラス固化体は、500㎏で1500SV/Hという強烈な放射線と2.3KW/Hの熱量を有している。
 次世代高速増殖炉が停滞している日本では、まさにその処分が問題となっている。

     エネセミナー 竹内 R1.6.10       エネセミナー 山口R1.6.10

 だが人間にとって危険な放射線は、人間の天敵である病菌にはもっと危険である(敵の敵は味方)。もちろん熱源にもなり得る。天然資源の無い日本にとっては、このようなエネルギー源を捨ててしまうのは、きわめて勿体無い話である。IT分野で後進国となった日本が、エネルギー分野でも他国の後塵を拝するようなら、未来は真っ暗である。世界の最貧国になり餓死者が続出する。悲惨な日本を想像したくない。
 このことについては、本ブログでも散々主張してきた。放射線のリスクを恐れ、このままゆで蛙になるのはまっぴらである。

 一般に廃棄物利用の効率が悪いのは、それが散らばっているからである。「分ければごみ、集めれば資源」となる。ほとんどの資源は、集めるためのエネルギーが、かなりの部分を占める。
 その点原子力施設の廃棄物は、廃棄された時点で、極めて厳格に分別されている。
 つまり原発廃棄物は、資源を利用する上の最大障壁をクリアーしているのである。あとは、それを有価物に変換するだけである。永久機関でないのだから、できないはずはない。毒性が強ければ強いほど有効活用できる。放射線を遮断し、ヒートポンプなどの熱源として利用することも可能である。

 もんじゅや六ヶ所村では、マスコミがわずかのトラブルに目くじら立てるので、担当者は嫌気がさしてしまった。中国への人材流出が続いている。多少の放射能漏れくらい何の心配もない。足を引っ張るしかない放射脳患者を気にせず、どんどん失敗すべきである。失敗を許容し続けなければ、もう2度と日本は再生しない。
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