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検査の日

 死ぬ覚悟はあっても、いざ癌を宣告されるのはしんどい

 今日数か月ぶりにPSA検査を受け、異常に跳ね上がっていた。飲酒と体育祭の疲れのせいだと思うが、癌細胞が膨らんできた可能性もある。

 ただ、「受ける意味がない健康診断の項目」という記事のなかに、代表として「PET健診」と「腫瘍マーカー」が挙げられていた。
 「PET健診」は、放射性薬剤を体内に投与し、その分析を特殊なカメラでとらえて画像化するものである。重要ながんが見つかりにくいだけでなく、治療の必要がない小さな腫瘍を感知してしまう。不安を煽ったうえ、見落としも多いらしい。

 「腫瘍マーカー」も精度があまりに悪い。がんでなくても反応してしまうことがあるのに、がんには反応しない場合がかなり多い。しかも、風邪をひいた程度でも上がる。このひとつが、PSA検査である。
 そもそも80歳代の約4割が前立腺がんを持っている。その半数は前立腺がんでは亡くなることはない。すなわち前立腺がんの半分は、発見と治療が不要な、おとなしいがんである。

                すっかりうば桜

 PSA検査で、高齢者を対象に前立腺がんを発見できても、治療そのものが体に負担をかける。治療により死期を早めてしまう危険性すらある。確定診断(前立腺に針を刺す生検)でさえ、出血、炎症などの副作用が生じる可能性がある。そこでがんを発見できたとしても、治療不要ながんであるかもしれない。治療した場合には、治療後遺症として尿失禁やインポテンツなどが生じることもある。これなら治療はもちろん、診断もいらない。

 それに数か月に一度、PSA値の測定・診断を受けに行くことが、きわめて重荷である。死ぬ覚悟はあっても、いざ癌を宣告されるのはしんどい。あるいは、苦痛の生体検査を受けるかどうかの判断を下される。その間、きわめて高いストレスにさらされている。しかも、待機時間が2時間もある。診察の終わったあと、安心とバカらしさでぐったりする。たぶんこれで10年は寿命が縮む。
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