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大往生とは

 山で亡くなった場合は、いくら安らかに凍死しても「大往生」とは言わない

 昨日から今日にかけ、寒さがぶり返してきた。これだけ冷えると、2000Mを超える山では大雪である。案の定、日本アルプスなどで遭難が多発し、すでに4~5人亡くなったようだ。その中には、79才の単独行の男性もいたという。

 墜落死でも凍死にせよ、山で亡くなった場合は、いくら安らかでも「大往生」とは言わない(三浦雄一郎さんのように90歳超えたらわからないが)。遭難死すると、最近では迷惑をかけるなと言って、ネットで叩かれる。
 では「大往生」とは何か。

              地獄の風景
 
 先日、私の父が99才でなくなったのは、誰が見ても「大往生」だった。
 「大往生」というのは、天命を全うして、少しの苦しみもなく眠るように安らかに死ぬことをいう。具体的に何歳以上なら大往生を指している、という決まりはないようである。それでも、普通は「老衰のために、苦しむことなく亡くなる」ということなので、長生きし平均寿命を超えている人に使っている。

 もっとも正式には、「大往生」という言葉は、遺族が謙遜して使うものである。他人が言うと、「もう死んでも構わないような年齢だった」という意味になる。もっと長生きして欲しかった遺族にとっては失礼な場合がある。99才なら構わないが。
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