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選挙違反と法律

 世の中がどんどん複雑になって身動きが取れなくなり日本は停滞する

 昨日は市会議員の投票日であった。近所では1~2週間前から、地元の候補者とその応援者たちが、選挙カーや街頭で必死にアピールしていた。やり方はどの候補もほとんど同じである。いすれも選挙カーにスピーカーをつけ、年齢不詳のウグイス嬢が、候補者の名前を連呼している。毎日のようにいろんな候補者事務所から、投票願いの電話が入る(逆効果のような気がするが)。

 候補者は言いたいことも言えず、にこにこしていなければならない。とくに選挙期間中は、なにか異常なことがあれば票に響くし、下手すれば選挙違反に問われる。
 政治家を志す素人にとって最大の難関が、この選挙に係るややこしい手続きと規制である。金のかかる選挙を排除しようとしたあげく、ますます複雑になった。そのためわずかの「違反」さえ咎められる。

              法恩寺山林道入り口 H26.10.29撮影

 問題なのは、いまの選挙違反が、われわれの常識では測れないことである。日常生活なら、詳細な法律を知っていなくても、常識に沿って動いていれば咎められることはない。選挙活動ではその常識は通用しない。だから国会でも、政敵を倒すための「うちわ揉め」が頻繁に起こる。
 選挙を手伝っている人が、法律を熟知しているはずがない。常識で通用しない選挙違反は、おそらくすべての候補者が行っている。警察は、その情報を細かくつかんでいる。

 したがって警察は、選挙で当選したすべての候補者の「弱点」を握っている。だから日本では、警察の力が強い。
 この構造は、税金逃れをしている政治家や企業(ほとんどすべて)に対する財務省。完全に守ることが難しい労働基準法の適用企業に対する厚労省などにも当てはまる。


 いまの法律はあまりにも複雑すぎ、100%完全に遵守している企業や人は皆無である。みな多かれ少なかれ違反している。他人と異なったことをやろうとすると、必ず何らかの法律に引っかかる。法律を作った人は、その弱みを握りたい。
 そのため官僚は、誰も理解できないような法律をつくる。だから世の中は、どんどん複雑になって身動きが取れなくなる。日本が停滞する大きな要因である。
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