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ブラック企業(7月26日)

 ブラック企業を批判する人や組織は、自分たちの温室組織が低迷している責任を、「ブラック企業」に被せている

 「ブラック企業」という言葉を、よく聞く。労働法などの法令に抵触し、長時間労働を強制するなど、従業員に「厳しい」企業のことである。パワーハラスメントが、背景にあるとされる。もちろん、低賃金である。いくら危ない企業でも、月給100万では、ブラックとは言われない。
 「2013ブラック企業就職偏差値ランキング」によると、ブラックの上位にランクされている企業は、東電、東芝、大王製紙、オリンパス、モンテローザ、ワタミ、佐川急便、大創、ネッツトヨタ(自動車販売会社)などだそうだ。

 懐古主義かもしれないが、日本が高度成長にあった時代は、ほとんどすべての企業が「ブラック」であった。我々団塊の世代が2~30代のころも、たいてい「ブラック」だったのではないか。とくに中小企業は、いまの週休2日など夢物語で、日曜祭日でさえしばしば出勤していた。それでも、盆と正月しか休日がない江戸の丁稚奉公に比べたら、ましである。

 勤める会社が週休2日になった時、こんなに仕事をしなくてもいいのか、と心配した。それくらい労働時間が激減したように感じた。必ず日本は衰退すると思ったし、現にそうなった。
 いまの法定労働時間は年間2000時間以下である。これは、30年前の約半分だ。「時代が違う」と、言われそうであるが、生産性の向上なしに、労働時間だけ少なくなったなら、日本はおかしくなるのは当然である。

 そして、間違いなく言えるのは、30~40歳の一時期、持ち時間のほとんどを、価値を生み出す仕事に打ち込んだ人だけが、深みのある人になれる。その機会がないと、ポンカスのまま中高年を迎える。
 ブラック企業を批判する人や組織は、人材を甘やかし、スポイルしてしまっているのではないか。自分たちの温室組織が低迷している責任を、「ブラック企業」に被せている、という人もいた。本当のブラック企業には、人は寄り付かない。

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