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高齢者のうっかりミス

 自分の身を守れない人は、必ず他人を巻き込む

 昨日のYAHOOニュースによると、埼玉県越生町の岩場「通称・聖人岩」で、フリークライミングをしていた73才の男性が、高さ10メートル付近から地面に墜落し、全身を強く打って死亡したという。岩の上からセットされたロープがあったのに、自己確保せず登っていたという情報もある。わざと確保しなかったのか、うっかり忘れていたのかは本人しかわからない。トレーニング用の岩場だから、相当難しいところもあったはずだ。

 岩登りは、俊敏性と筋力が要求される。猿のような雰囲気の人が得意である。私も20才前後には、谷川岳東面を中心として、50回ほど岩登りの経験がある。25を超えてからは、もう体が動かない。簡単なところで落ちるので、命がいくつあっても足らないと思って止めた。   
 トレーニング用の岩場でも、自己確保を忘れるととんでもないことになる。年取ると、いくつものことを同時にできない。

                微妙なバランス

 もちろんこのことは、岩登りだけではない。
 日常生活において、「ついうっかり」が命に関わることはよくある。
 23日には、若狭町の副町長が、駐車の際に頭を壁にぶつけて亡くなってしまった。車を後退させながら、車庫入れのため頭を出して後方を確認していたところ、壁に気がつかずそのままぶつかってしまったらしい。

 また昨年、近所の高齢女性が、自分の車のエンジンをかけたまま外に出て、動き出した自分の車に轢かれて亡くなった。うっかりなのか、面倒くさかったのかわからない。動作の衰えが事故につながったことは間違いない。


 この3件の事故は、いずれも自己責任で自分自身が亡くなったものである。考えようによっては、高齢の身がこれから先、人に迷惑をかけながら生き永らえるより、よかったかもしれない。自分の身を守れない人は、必ず他人を巻き込む。典型的な例が交通事故である。高齢者が自動車を運転するときは、自動ブレーキ付きか自動運転車に限定すべきである。



 もっとも(別問題ながら)自動運転車の場合は、悪意を持ったサイバーテロリストにコントロールされたら、目も当てられない。やり方によっては銃より恐い。まさに走る凶器である。さらに、飲酒運転ができないのなら、自動運転車は意味がない。
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