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大往生できるか

 ピンコロでもなく安らかな大往生でもない最悪の死に方

 秒読みに入った父親を、昨日県立病院へ連れて行った。
 ほとんど起き上がれなくなり、もう息をするのもつらそうである。やっとのことで乗用車に乗せた。座るのもやっとである。救急車を呼ぼうかと思ったが、99歳が若い人の生きる機会を奪う権利はない。ピーポ・ピーポで大騒ぎもしたくない。

 そのまま入院と思ったら、その必要はないと言う。治療する価値もないらしい。
 このまま在宅で、なにも食べず排泄もせず(まだそこまでいってないのが困る)、夢見ごこちで昇天をまつ。周りもなんとなく覚悟する。だれも知らないうち、そっと旅立つ大往生が理想である。いま病院に入るのは、どうみても往生際が悪い。

              いま墓の中に H30.6.04

 それにしても大きな病院は手際が悪い。まともに座ることもできない年寄りと我々夫婦が、4時間以上病院内を右往左往した。診察待ち、採血待ち、超音波診断待ち、検査データ待ちで、実際の対面診断、検査は30分もない。もちろんまともな治療などしない。帰宅したとたん寝込んでしまった。病原菌の巣窟に、無防備で4時間も晒されたら、健康なものも病気になる。

 行かなくていい大病院に行ったのは、先日往診してもらった、近所の内科医に勧められたからである。入院できる病院を紹介したのは、在宅で突然亡くなられたら困るからであろう。医者にしてみると、夜中にいつ呼びだされるかわからないのは、落ち着かない。


 もっとも病院に入ってしまったら、なかなか死なせてもらえない。カモがネギ背負ってきたようなもので、点滴で全身の臓器や筋肉を生き返らせる。ようやく死にかかっていた体中の細胞に、強制的に人工の栄養物が送り込まれる。意思とは反対に生命活動が活発になってしまう。あげく苦しみぬいて死ぬ。これは大往生でなく、拷問である。最悪の死に方である。
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