FC2ブログ
RSS

白山崩落(7月24日)

 本項前後の景観写真[砂防新道から別当谷]をご覧ください

 白山の砂防新道から別当出会への下山道から、大きな岩を目にすることができた。別当谷支流の谷筋に引っかかっているのがそれだ。大きな岩の下にやや小さいのが、3つほど連なっている。

砂防新道から岩H24.9.22 砂防新道から岩H25.7.20

 左の写真が、昨年(平成24年9月22日)、右が今年(25年7月20日)撮影したものである。よく見ると今年は、4つ重なっている一番下の岩の底が、えぐれている。これが進めば、遠からずこの岩は動き出す。いったん動き出すと、どこまで行くかわからない。5㌔ほど下流の河川敷にある「百万貫の岩」は、そのひとつである。今度見るときは、どうなっているだろう。

 平成16年には、このあたり一帯が大崩落して、1㌔ほど下のつり橋が壊されてしまった。あれだけの大岩が、ぴょんぴょん飛び跳ねて落ちていくなら、たいていの人工物などひとたまりもないだろう。
 それに、白山の崩落は、全山に及んでいる。砂防新道の途中にある、休憩場所の「別当覗き」は、危険がせまり、もう覗けなくなった。新しくできた甚の助小屋も、かなり近くまで崩落が及んでいる。
 白山系別山でも崩落が発生しており、登山道が巻き込まれている。そのため数年前、嵐の中を下山中、危うく崩落現場に迷い込みそうになってしまった。遭難1歩手前である。大雪山系で10名の登山者が亡くなった日だ。

 数千年前は、3000m以上あったと言われている白山の標高が、今は2700mである。そのうちまた、噴火して高くなると思うが、それまでは延々と崩落が続く。
 それを幾分でも食い止めようとするのが、砂防ダムである。この山を歩いていると、自然に対して人間が必死で戦っている様子がわかる。
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :