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あとの祭り

 今できることをしておかないといずれ後悔する

 いま、勝山左義長祭りがおこなわれている。4~5年前にはじめて見物し、小さな町の活気に驚いたことがある。一本気の酒蔵で300円の試飲を楽しみ、市内に設置された櫓での太鼓と尺八の踊りを鑑賞した。久しぶりに、また行ってみたいが、身動きが取れなくなった。

 昨年から老衰気味の父親が、いよいよ衰弱してきたからである。
 昨年夏の初めまで元気だった父が、夏の暑さに精を抜かれ、9月には青息吐息になった。介護認定を受けて、デイケアホームに通い始めた。10月からは、週に一度キャバクラのような施設にいくことで、いっとき元気を取り戻した。このまま100才を超すだろうと、誰しも思っていた。

                すっかりうば桜

 ところが寒い冬がはじまると、その元気も失せてきた。
 辛うじて独力でトイレまでは歩く。だが少し動くと、肩で息をする。心の臓が追い付かないらしい。食事も1日1~2度おかゆを口にするだけである。味覚が衰え、やたらと濃い味を要求する。下手すると醤油をそのまま飲む。いまさら血圧がどうの、腎機能がどうたら関係ない。もともと酒は飲まない。

 まともにしゃべる元気も、風呂に入るエネルギーもなくなった。あとどれくらい持つか。いよいよ秒読みである。いま隣の部屋が静かである。生きているかどうか不明。この際、酒でも飲めば元気になるか、あるいはメルヘン爺になるか。今できることをしておかないと、それこそ左義長の、あとの祭りになる。
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