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森林がゴミの山に

 使いすぎて禿山になるのは困るが伐採せず放置しておいてもいけない

 いま日本は、国難ともいうべき人口減少に悩まされている。日本の人口は、今後30年で2000万人減少する。毎年70万人、小さな県が一つ無くなる勘定である。

 その一方で、増え続けているものがある。日本の森林資源である。
 周知のように、日本の国土の66%は森林である。そこに蓄積された木材の体積は、じつに50億㎥になった。それが毎年、1億㎥も増えている。
 日本国内の木材需要量は、約7000万㎥で、半分以上輸入材である。国内木材の消費量は2000万㎥しかない。

                金の成る木

 つまり日本では、毎年膨大な森林資源が蓄積されている。蓄積される段階で、大気中のCC2が吸収される。木材の重さの半分が炭素であるから、1億㎥(比重1として)の半分およそ5000万トンを吸収している。いまはまだいい。

 森林には寿命がある。森林が一定以上になると樹木が生長できなくなり、腐敗がはじまる。木が枯れると大量のバクテリアが発生し、分解してCO2を発生する。ある年数からは、CO2を吸収するより、排出の方が多くなる。

 したがって、森林土壌にいるバクテリアが大量発生しないうちに、高齢の樹木を伐採する必要がある。間伐が環境にやさしいといわれるのは、そのためである。使いすぎて禿山になってもいけないが、伐採せず放置しておいてもいけない。森林は、資源でなくゴミになるのである。すべてはほどほどである。
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