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池江選手の闘い

 オリンピックで金メダルを取るより、もっと大きな感動をわれわれに与えてくれた

 競泳の池江璃花子選手が白血病を公表したことで、日本中が吃驚し心配している。来年のオリンピックに向け、日本競泳会のトップアスリートであり、伸び盛りの18才である。美人の世界的スイマーということで、病気でなくとも日本中の注目を浴びていた。
 彼女の病気は、新聞の1面に掲載され、TVのワイドショウでも連日取り上げられている。いま白血病は不治の病でないとはいえ、治療には年単位の期間が必要である。

 たくさんの著名人がコメントを出している。多くは池江選手の病気を案じ、早期の回復を願ったものである。その中で桜田義孝五輪相は、「盛り上がりが下火にならないか、若干心配している」、「本当にがっかりしている」などと発言し、それが物議を醸している。野党から一斉に批判の声が上がり、国会でも取りあげられている。
 たしかに桜田大臣の言葉は、他の人とはニュアンスが違っていた。やや不適切かもしれない。

              未来へのトンネル H29.12.19

 しかし桜田大臣は、決して悪気があったわけではない。単に言葉の使い方の問題で、こんなものを、いつまでも引っ張るものではない。繰りかえし表に出せば出すほど、発言の内容がわい曲・増幅され、肝心の池江選手を傷つける。野党やマスコミは、政争の具にしたり、視聴率を上げるために叩いている。それこそ不適切で、いい加減慎むべきである。

 それよりもっと大切なことがある。本人の思いの影響である。
 池江選手のツィッターコメントは、ようやく手が届くところまできた夢を一時断念し、新たに病気との戦いに向かう、気持ちの切替えをしっかり打ち明けていた。それがまた健気で胸を打たれる。これは彼女しかできない。池江選手は、同じような病気で苦しむ人を勇気づけた。そしてオリンピックで金メダルを取るより、もっと素晴らしい感動を日本中に与えてくれたのである(少なくともじじいの遭難騒ぎとは比べ物にならない)。
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