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冬富士遭難

 山岳遭難じじいは、一旦ことがあれば、「じじいの決死隊」に変身する

 昨日までの厳寒の3連休は、高山の遭難が相次いだ。
 そのなか冬富士で行方不明になっていた、60代と70代の2人が無事下山していた。5合目から6人パーティーで登山を開始し、それぞれ6合目と8合目から遅れ始め、本体とは別行動を取ったらしい。
 冬富士は厳しい寒さだけでなく、強風とアイスバーンで滑落する事故が絶えない。むかし私の先輩も、3月末の冬富士で滑落遭難死した。

 したがってネットなどでは、この2人に対する風当たりは強い。無事だったことを喜ぶ人より、厳しく罵倒する人のほうが多かった。

≪無事ならお灸を据えるべき。冬山、高齢。山なめんなよ。≫
≪年寄りは現役世代や社会に手数をかけないように存在することを第一考えて日々を送るべし。≫
≪体力も無いのにええ歳さらして!人迷惑な!≫
≪登る前に判断できんかったのか?探さなくてもいい、自己責任論だ≫
≪どんだけ迷惑掛けてるか判ってるのか、遭対協出て無くて、警察だけだったとしても、大切な税金が使われたんだぞ!!≫
≪大迷惑な登山した連中には費用負担は当然として法律で登山禁止や反則金等を設定するべき!そもそも冬の富士山登山禁止ですよね?≫
≪70代がこの時期に富士山?自殺か?それなら樹海に行け≫

 2人がどんな人で、なぜ遭難したかよくわからない。だが、客観的に見れば、「年寄りの冷や水」といわれても仕方ないであろう。そしていまの日本では、一旦このような事故があると、遭難者をいっせいに責め立てる。ぬるま湯の日本人そのままの姿勢である。相手が若者だろうが同じである。

 「失敗を恐れるな」と言いながら、人が失敗すると、よってたかって潰しにかかる。これがいまの日本の現実である。これではだれもリスクをとろうとしない。

                じじいの決死隊

 では高齢者の「無謀登山」は、どう考えたらいいか。
 危険を承知の高齢者登山について、いっそ冬富士を、高齢者の墓場にしたらどうか。山岳遭難と言っても、富士山は地形が単純だから、樹海より発見が容易である。ヘリによる救出も可能だし、気温が低いので放っておいても腐敗しない。春になってまとめて収容してもいい。登山で遭難しなくても、ヌクヌク無駄飯を食らい、その後チューブに繋がって生きていくより、トータルでの国民負担は少ない。

 さらに高齢者対象なら、救助隊もあわてずじっくり捜索できる。格好の遭難訓練にもなる。「税金が使われた」と言って騒ぐ人がいるが、遭難してもしなくても税金は無駄に使われている。むしろ税金が有効に活用される。
 そして山岳遭難じじいは、一旦ことがあれば、「じじいの決死隊」に変身するのである。
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