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数字は信用するな

 すべての問題は問題にするから発生し、すべての災難は災難と思うから災難になる

 いまだに、厚労省の不正統計が問題になっている。このようなことは、大騒ぎする人がいるから問題になるだけで、実害のある人などいない。言うに事欠いて、「世界の信頼を失う」など、笑止千万である。チマチマほじくっている方が恥ずかしい。
 もともと、いい加減な数字を集めた統計資料ほどいい加減なものはない(たとえば給与は、該当者のスキルや経験、年齢、労働時間などで変わる。そもそも、直接メリットのない調査に、企業がまともに対応するとは思えない)。あえて細かい数字を出すのは、目くらましと思ったほうがいい。

 統計なら、もっといい加減で有害な数字がある。
 中村智彦氏(神戸国際大教授)の記事にあるが、国や自治体の政策のもとになる「経済効果」や「経済予測」こそ、結論ありきの自作自演である。とっくにそんなことは、みな気づいている。またハコモノを作る場合、当初見積もりが何倍にも膨らむのは当たり前になっている。それこそ、ムダに税金が使われる。下1ケタの統計ミスより、こちらの方が、はるかに実害が大きい。

                団子3兄弟 H30.6.16

 厚労省の統計ミスを、いまさら大問題にし、パーキンソンの凡俗法則のごとく、時間を費やしているのは、バカバカしい限りである。数字のミスを問題にするなら、何倍にも膨張したオリンピック予算のほうが重大である。

 このことは、「原発絶対安全神話」を信じたふりをし、いざ事故が起こると、「騙された」と言って大騒ぎする人たちそっくりである(統計ミスにしろ原発事故にしろ、起こってしまえば大したことはないのだが)。

 すべての問題は、問題にするから起こる。同時にすべての災難は、災難だと思うから災難になるのである(そこまで割り切れたらいいな)。
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