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亀のように登る(7月23日)

 登山でゆっくり歩くことは、自分が疲れないだけでなく、他の人にも大きな勇気を与えることができる

 登山しているとき、同じまたは前後のグループの中に弱い人がいると、がぜん元気が出る。もちろんペースが落ちて、楽になることもあるが、精神面での変化のほうが大きい。

 逆に、周りの人がみな元気で、自分だけがバテていたらどうだろう。とくに元気な人から「頑張れ」などと励まされたとしたら、ますますへばってしまう。この場合の「頑張れ」は、まさしく「上から目線」だからである。声をかけた人は、そのことによって優越感を感じ、ますます元気になる。バテてる人は、元気な人など見たくない。災害被災者やうつ病の人が、同じような言葉をかけられたとき、落ち込んだり反発するのと全く同じである。

          九州下関フグ亀H25.5.29

 すなわち、人を元気づけるとき「頑張れ」と声をかける資格のある人は、その落ち込んでいる人より、誰がみても明らかに不幸な人でなければならない。登山の場合には、グループで一番バテている人か、最近大きな不幸があった人だ。そうでなければ、逆効果になる。

 したがって、私のような大ベテラン??登山家が、疲れ喘ぎながら「亀のように」登っている姿を見て、元気になる人は、大勢いるはずである。
 人生でも、不幸をしょってる人こそが、他人を元気づけるという、ものすごく大きな仕事をしているのである
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