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統計不正調査

 世の中すべていい加減であると思ったほうがいい

 厚労省の統計が、20年近くにわたり不正に調査されていたことで、騒ぎになっている。この「毎月勤労統計」の不正調査問題をうけ、基幹の統計が適正に調査されているか調べたところ、4割にあたる22統計に計31件の間違いがあったらしい。

 具体的には、東京都で500人以上の企業全数調査すべきものを、半数しか調査せず、しかもきちんとした補正をしなかった。そのため実態よりも、支給される賃金が低い数字が示されてしまった。そこから、その賃金水準をもとに支給される失業保険金や労災保険金が減額されたという。さらに昨年度は、中途半端に統計を修正したので、その年度だけ賃金の伸びが大きくなった。これはアベノミクスの成果を強調するためではないかと、野党が追及している。
 たしかに、かなりずさんな調査と計算が行われていたようだ。とくに、抽出調査で補正しなかったというのがひどい。

                お釜
 
 しかしこれだけ騒ぐほど、みなが国の統計に信頼をおいていたのであろうか。こんなことをやっていたのは、厚労省だけとは思えない。他の統計調査を起こっている部署も、(自分はやっていると言っても)できるはずがない。出生数とか死亡数などはほぼ正確だろうが、他の統計はいい加減だと思っていた。毎年同じ調査をすれば、経年の比較ぐらいはできても、出てきた数字はいろんなバイアスがかかっている。たとえば交通事故の統計では、死亡の定義がまちまちである。どこまでが交通事故かもわからない。

 それに今回、これだけいい加減な調査でも、0.5%の狂いしかないのがすごい。失業・労災保険の給付漏れと言っても、わずかである。これら不労所得を得ている人が、権利を声高に叫ぶのは見苦しい。こんなものは、貰えただけで良かったと思うべきである。


 昨年からの「文書改ざん」問題といい、役所で起こる不祥事の多くは、文書によるものである。役所とは、文書を書いてそれを回し読むのが仕事である。それがいい加減だったら高給取り役人の存在価値はない。もともと彼らはムダの権化であった。
 そもそも、世の中すべていい加減である。きちんと割り切れるものなど、なにもない。
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