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北朝鮮の行方

 日本にとってなにがいいのか右往左往しているうち時が過ぎる

 昨年の北朝鮮危機時に、北は核戦争覚悟で攻撃すべきということを書いたことがある。未来永劫日本の近くに恫喝国家があることは、子孫に対し申し開きが立たない。いまの数千万人の犠牲が、未来の数億人の安寧につながるなら、そのほうがいい。老人国家である日本の努めである。

 ただ、北を崩壊させた後どうするかが問題である。金正恩はいなくなっても、2000万人の人々と土地が残る。それをめぐってまた新たな争いが発生する。

 「月刊正論」1月号で、エドワード・ルトルック氏は、朝鮮半島における今後のシナリオについてつぎの選択肢を挙げている。
①核兵器を保有し統一する
②核兵器を保有するが分断されたまま・・現状維持
③核兵器を保有しないで統一
④核兵器を保有せず分断されたまま

 私を含めて普通は、理想は「③核兵器のない状態で統一される」ことだと思っていた。ただルトルック氏に言わせると、米軍が半島にいない状態でこの状態になれば、南北とも中国の植民地になる。④の分断されたままでも、核兵器が無くなれば、北は中国のものになる。
 この状態では、日本の前面に中国が立ちはだかることになる。いまより悪い。
 
              74式戦車 H30.10.21

 ではどうなればいいのか。
 もちろん、米軍が核のない朝鮮半島に駐留することが、いまの日本にとって最良である。それを中国が許すかどうか。それこそ熱い戦争になりかねない。

 ルトルック氏は、北の核を日本ではなく、中国に向けさせることだという。もともと北朝鮮は、中国から完全独立するために核兵器を開発していた要素が大きい。不可能ではないが、これまでの朝鮮民族のやり方をみたら、まるで信用できない。


 したがって、日本にとってなにが最良なのか誰にもわからない。右往左往しているうちに時が過ぎる。日本はその間に核兵器と核シェルターを開発、減少した人口を離島に分散させる。島々のどこからでも攻撃でき、さらにミサイル潜水艦を量産。攻めと守りを分散させれば負けることはない。じじいの決死隊なら、玉砕覚悟で戦うことができる。失うものがない人は強い。その状態になれば、強気の外交へ転じることができる。
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