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電子戦争

 人力や重力などを工夫したメカ制御で近代兵器を扱えれば世界最高の軍隊が生まれる

 先週11日のプライムニュースで、小野寺元防衛大臣が、いま世界で起こっている戦闘の実態について触れていた。ロシアのクリミア侵略においては、まず電磁波攻撃によって、その地域の通信網をズタズタにし、インフラの運転を混乱させた。電話もドローンも使えないその地域の人々は、何が起こったかさっぱりわからない。情報の隙をついて、戦闘状態に陥ることなく、いつの間にかクリミアにロシアの軍隊が侵入していたという。

 すなわち近代兵器のほとんどは、電子制御で成り立っている。通信をはじめ、すべてのインフラも頭脳部分は電子のコントロールである。この部分が破壊されたら、いくら強力な兵器や兵士であろうと、まるで役に立たない。人間なら、手足の筋肉を強化しても、それを命令する頭脳を無力化するに等しい。

              バズーカ歩兵 H29.10.09

 小野寺氏によると、これに対応すべく日本も次期防衛大綱を大幅変更した。とくに「宇宙領域における能力」、「サイバー領域における能力」、そして「電磁波領域における能力」の三項目に対する資源配分を優先する方針を固めたという。具体的に政府は、敵の通信を無力化する「電子攻撃機」を開発する。自衛隊航空機に電波妨害装置を搭載する。

 いまさら感があるのだが、やらないよりはましである。
 ロシア外務省のウェブサイトが、日本国内からサイバー攻撃を受けたと、ロシアの報道官が伝えていた。これがほんとなら、少しやる気になったのかと思う。だがおそらく、日本を通してロシアに向けられたものに過ぎない。それに、ウェブサイト攻撃くらいでは物足りない。

 そして今後世界中の軍隊で、サイバー攻撃能力が向上すれば、すべての近代兵器は役に立たなくなる。核兵器が使えなくなれば、核の恐怖も核抑止もなくなる。

 その場合、日本の軍隊はどうすればいいか。
 近代的な電子制御と合わせ、人力とメカニズムによる兵器のコントロールを目指すべきである。通信も伝書鳩と狼煙、飛脚の伝令を併用する。もちろん、国内の原発をはじめ重要なインフラは、手動だけでも動かせる仕組みにする。ようやく、われわれからくり技術者の出番が来た。
 人力と重力などを工夫した高度な機械制御で近代兵器を扱えれば、最強の軍隊が生まれる。米軍との腐れ縁も切れる。
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